フォークシンガーで絵本作家のイルカ。
1975年にリリースされた『なごり雪』は今でも春の終わりの季節になると流てくる永遠の名曲となっています。
本記事では、イルカの現在の活動と家族(両親・夫・子供・孫)とのエピソードを紹介します。
イルカの父親 保坂俊雄
イルカの父親はジャズバンド「スターダズターズ」のサックス奏者、保坂俊雄。
スターダズターズ
日本ジャス界の草分け渡辺宏が率いるバンドで、1945年に結成。メンバーにはディック・ミネ、石井好子、かまやつひろしの父、ペギー葉山、日野皓正などの豪華メンバーで加藤茶もバンドボーイをしていた。
1929年生まれ(2019年現在 90歳)でご高齢ながら、1989年からはイルカのツアーにも参加しています。
イルカは子供の時から父親のステージを見に行っており、ラストの『スターダスト』が流れると、父親がピンスポットライトを浴びて、感激していたそうです。
また美空ひばりの「ひばり&スカイ」の指揮者でもあり、その縁で、後にイルカが美空ひばりのシングル『夢ひとり』を作曲したこともあります。
また親子でレコードも出しています。
<引用元:https://www.amazon.co.jp/>
イルカの夫 神部和夫
1972年、イルカ22歳のときに、「シュリークス」のメンバーだった神部和夫と結婚。
シュリークス
1969年、早稲田大学フォーク・ソング同好会のメンバーで結成し、神部和夫がリーダーだった。イルカもこのクループに参加し、山田パンダが脱退したため、男女二人組となった。
神部和夫は1947年京都府生まれ。
二人は早稲田大学フォーク・ソング同好会で知り合い、イルカがソロで『なごり雪』をリリースした後、夫はイルカのマネージメントと音楽プロデューサーに専念。
39歳でパーキンソン病を発病し、20年に渡っての闘病生活を続けます。
肉体と精神の障害のため北海道の旭川市にあるリハビリ病院で治療をうけ、イルカは東京と北海道を頻繁に行き来しながら、献身的な介護に努めました。
闘病生活や夫婦間の切ない思いが語られている『もうひとりのイルカ物語』、エッセイがあります。
<引用元:https://www.amazon.co.jp/>
2007年3月に急性腎不全のため59歳で逝去。
イルカの息子と孫 神部冬馬
1978年、28歳のとき、一人息子が生まれています。
<引用元:https://www.jprime.jp/>
神部冬馬は、ソロで活動するフォークソングのシンガーソングライター。
青山学院大学教育学部を中退後、イルカの助手などをしていました。
父親がなくなったことで、本格的に音楽活動を始め、「ESCAPISM」「BoardingPass」「夢見るくじら」などをリリースしています。
現在は、ラジオパーソナリティ、バラエティ番組、舞台でも活動しています。
2005年、27歳のとき、一般女性と結婚し娘をもうけますが、離婚。
2012年に再婚し、2019年に双子(男女)が生まれています。
イルカには孫が3人いるんですね。
イルカの現在の活動は?
イルカは現在でもフォークシンガーとして活動しています。
コンサート情報
2019/7/20(土) 2019 イルカ with Friends Vol.15
開催地:山梨 出演情報:ジョイントコンサート
2019/9/21(土) 君と歩いた青春
開催地:大阪 出演情報:ジョイントコンサート
2019/9/28(土) サマーピクニック ~さよなら、またね~
開催地:福岡 出演情報:ジョイントコンサート
2019/10/19(土) ほのぼのコンサート(福島公演)
開催地:福島 出演情報:ソロコンサート
2019/11/ 4(月) イルカ&太田裕美コンサート
開催地:栃木 出演情報:ジョイントコンサート
2019/11/10(日) ほのぼのコンサート(福島公演)
開催地:福島 出演情報:ソロコンサート
往年のイルカファンにはたまらない楽曲ばかりのコンサートです。
また、母校の女子美大学の客員教授講義をしたり、環境保護にも2004年から力を入れて「国際自然保護連合」の親善大使に任命されています。
他にも自然環境保護団体の委員となって、積極的に活動しています。
- 環境省中央環境審議会 自然環境部会 野生生物小委員会 専門委員
- 地球いきもの応援団メンバー・生物多様性リーダー
- 国際生物多様性年国内委員会(地球生きもの委員会)委員
- UNDB-J国連生物多様性の10年日本委員会 委員
イルカと自然は実にマッチしていて適職ですね。
フォークソングは現在ではそれほど人気はないですが、歌詞やメロディがゆっくりと心に染み込んでいき、穏やかな気持になれます。
イルカの声で癒やされたい方は、ニッポン放送FM93 「イルカのミュージックハーモニー」を日曜の朝から聞いてみてはいかがでしょうか。