「老年医学」のスペシャリスト 葛谷雅文（くずや まさふみ）医師。
「地域在宅医療学 老年科学教室」で、健康寿命の延伸につながる医療の研究と、その根拠を基盤とする社会環境の構築活動をなさっています。
ここでは、葛谷雅文先生のプロフィール、学歴、経歴、病院、著書を紹介します。
また高齢者にかかることが多いサルコペニアとはどんな病気で、予防はあるのでしょうか？
葛谷雅文のプロフィール 学歴・経歴
引用元：https://www.kita-med.or.jp/syashin/1706.htm
氏名：葛谷雅文 （くずや まさふみ）
最終学歴：名古屋大学大学院医学系研究博士課程修了、医学博士
1983年 大阪医科大学 卒業
1989年 名古屋大学大学院医学研究科（内科系老年医学）卒業
1991年 米国国立老化研究所 研究員
1996年 名古屋大学医学部附属病院（老年科） 助手
1999年 同上 講師
2007年 名古屋大学大学院医学系研究科 老年科学分野 准教授
2009年 名古屋大学医学部附属病院NST委員長（兼任）
2011年 名古屋大学大学院医学系研究科 地域在宅医療学・老年科学分野 教授
2013年 名古屋大学医学部附属病院地域医療センター（現地域連携・患者相談センター）センター長（兼務）
2014年 名古屋大学未来社会創造機構 教授
2015年 名古屋大学医学部附属病院地域連携・患者相談センター センター長（兼任）
２016年 名古屋大学未来社会創造機構 機構長補佐
専門分野
老年医学、栄養・代謝、サルコペニア、認知症、動脈硬化、地域在宅医療
葛谷雅文先生の病院
名古屋大学医学部附属病院 老年内科
引用元：https://ja.wikipedia.org/wiki/
住所：愛知県名古屋市昭和区鶴舞町65
電話：052-741-2111
複数の慢性疾患を抱えた高齢者を総合的に診療しています。
葛谷先生は老年内科の科長をなさっていて、高齢の患者さんの内科的な多臓器疾患を持つ患者さんを対象として、総合的な診療を行っています。
https://www.med.nagoya-u.ac.jp/hospital/departments/geriatrics/
葛谷雅文先生の著書
治療が劇的にうまくいく! 高齢者の栄養 はじめの一歩〜身体機能を低下させない疾患ごとの栄養管理のポイント
若年者とは異なる高齢者の消化吸収能や代謝から,疾患・状況ごとの特徴と栄養管理まで解説.さらに症例提示で具体的な対処法も学べます.高齢者の治療のカギは栄養管理にあり! 高齢者診療に関わる全ての方にオススメ 出典：アマゾン
サルコペニアとは？
サルコペニアとは、加齢や疾患により、筋肉量が減少することで、全身の「筋力低下が起こること」「身体機能の低下が起こること」を指します。
診断方法
歩行テスト、筋肉量の測定、握力の測定結果によってサルコペニアかどうかを判断します。
正常であれば、歩行速度＞0.8/秒、握力は男性≧26kg、女性≧18kgです。それ以下であれば筋力テストを行いサルコペニアかどうか診断します。
サルコペニアの予防
サルコペニアの予防は、筋肉量を増やし、身体能力を改善することです。
毎日のウォーキングから始めたほうがいいでしょう。慣れてきたら、サイクリング、水泳、ラジオ体操などの有酸素運動を行い、全身の筋肉を動かすも、筋肉の成長を促します。
筋力トレーニングは、筋力増強や身体能力の向上ができます。しかし、筋肉量の減少や筋力低下がみられる部位や程度、元々の身体能力は個人によって異なるため、トレーナーに相談してみるのがいいでしょう。個人の状態に合った筋力トレーニングを実施することが最適です。
毎日の生活の中で、身体を動かす活動と、筋力トレーニングを無理なく行い、習慣化して継続していくことが大切です。
食事は、毎食、良質なたんぱく質を25～30g摂取する必要があります。しかし、腎臓機能の低下が見られる高齢者は、腎障害のリスクを高めるため、医師や栄養士に相談してください。なによりも、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
