小説家、ショートショート作家の田丸雅智(たまる まさとも)さん。
2011年に作家としてデビューしてから、ショートショート作家の第一人者として幅広い活動をなさっています。
ここでは、田丸雅智さんのプロフィール、経歴、学歴、賞歴、講座、著書を紹介します。簡単なようで難しいショートショート・ストーリーは、誰にでも書けるのでしょうか?
田丸雅智のプロフィール 経歴・学歴・賞歴
引用元:https://magazineworld.jp/books/bocchan/
生年:1987年
出身地:愛媛県松山市
学歴:東京大学工学部、東京大学大学院工学系研究科卒
田丸さんは、松山市の海沿いの町に生まれ、ご両親は教師でした。大学時代、自動車の軽量化、特に軽量化した車の修理について研究をなさっていましたが、文学、音楽にも大変興味があり自分の軸であったそうです。高校時代から小説は書き始めていて、自分で作品を小冊子にして配布していました。
2011年12月『物語のルミナリエ』に「桜」が掲載されデビューします。
2012年3月には、「樹立社ショートショートコンテスト」で「海酒」が最優秀賞受賞。この「海酒」は、2016年にピース・又吉直樹さん主演の短編映画となり、カンヌ国際映画祭など多数の映画祭で上映されました。
2018年、NHK1.5ch「宇宙ショートショート絵巻」が第21回文化庁メディア芸術祭「エンターテインメント部門」で審査委員会推薦作品を受賞。
2019年、「世にも奇妙な物語 ’19雨の特別編」で「大根侍」がテレビドラマ化しました。
田丸さんは、日本のショート・ショートの開祖 星新一さんの「唯一の後継者」とした江坂遊さんが認めた作家でもあります。
江坂 遊(えさか ゆう、1953年9月20日 〜)
1980年、第2回星新一ショートショート・コンクールにて「花火」が最優秀作に選ばれる。長年星作品を研究し、また星新一から直接聞いたことをヒントに、独自のショートショート創作法を考案。代表作に「あやしい遊園地」「無用の店 ショートショート・セレクションII」など多数で、ショートショート作品の執筆数は、2020年1月に1500編。
引用元:https://ddnavi.com/news/387007/a/
田丸さんは作品の執筆だけでなく、様々な場所でショートショートの書き方講座、お笑い芸人をゲストに迎えた「ショートショート即興ショー」の開催しています。また、自らが発起人となって、ショートショート大賞 を設立し審査員長を務めています。
田丸雅智のオススメの著書
海色の壜
引用元:https://www.amazon.co.jp/
田丸雅智ワールドを知るならまずこの本から。20編収録の中に、田丸さん自身も気に入っていて、映画になった「海酒」も読めます。
おとぎカンパニー 日本昔ばなし編
引用元:https://www.amazon.co.jp/
今と昔話が融合したマジック・リアリズム。全12編が短時間にパラレルワールドへ誘います。
たった40分で誰でも必ず小説が書ける超ショートショート講座
引用元:https://www.amazon.co.jp/
物語をアイディア不足で悩んでいる人はもちろん、文章を書くのが苦手な人も、本を読まない人でも、田丸式メソッドで40分あればオリジナル作品が書けちゃいます。小学生からシニアまで万人向けの方法で、書くのが楽しくなる本です。
田丸雅智のショートショート講座
田丸雅智の超ショートショート講座
田丸さんのサイト「ショートショートガーデン」でステップに沿って文章を入れていくと、簡単に作品が作れ、サイトに投稿もできます。
https://short-short.garden/P-lecture
短いストーリーで共感を引き出す思考実験
オンラインサロン「スクー」で講師をなさっており、月に一度、「スクー」の登録すれば、誰でも参加できます。大勢の受講者たちからの様々なアイディアも聞くことができ、楽しく学ぶ事ができます。
https://schoo.jp/class/6570?fbclid=IwAR0LxatzfiM_dRCVz9WtPtT4JyI682Zw5IzBpY9lKrYWrF7JxAQxBR-Ht14
最新の講座、イベント情報を知りたい方は、田丸雅智公式サイト 海のかけら を御覧ください。
ショートショートは誰にでも書ける?
ショートショートは、短い小説作品のことで、何文字以上何文字以内とは正確には定義されていません。また現代では、幅広いジャンルで、内容も意外な結末でも内容です。簡単に言えば、アイディアから想像を膨らませて文章にする、ということではないでしょうか?
田丸さんは、想像に不正解はなく、どんなストーリーもオリジナルであり、現実と非現実の結びつきが面白いとおっしゃっています。
想像は誰にでもでき、私たちが毎日していることです。それを書きとめるだけでも、ショートショートになるのではないでしょうか。ストーリーを作るということを、難しく考えてしまいがちですが、友人に夢を話すような感覚で創作していくと、楽しく作品が仕上がると思います。