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ケン・ローチ監督おすすめ作品と経歴を紹介!息子も社会派映画監督。

イギリスの映画監督・脚本家のケン・ローチ氏。

ローチ氏の社会問題を題材とした映画は、世界の移民、貧困、労働者階級について考えさせられる多くの作品があります。

今回はケン・ローチ監督の経歴、賞歴、オススメ映画を紹介します。

またローチ氏の息子も映画監督ですので、その作品も見ていきましょう。

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「ケス」 Kes 1969年

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英国アカデミー賞作品賞と監督賞にノミネートされた映画です。

ストーリーは、ヨークシャーのさびれた炭坑町に住む母子家庭の15歳のビリー。兄と上手くいかず、おとなしい性格のため学校でもいじめにあっていました。ある日、ハヤブサの巣を見つけてヒナを持ち帰り、懐かないと言われるその鳥をケスと名付けて調教しはじめます。

この映画は貧しく暮らしている日常生活を描いたもので、最後にハッピーエンドになるといった脚色はないのですが、ひたすら暗いというわけでもなく、ユーモアも含まれています。

これが現実であると思わせる作品ですが、当時世間ではあまり関心がもたれませんでした。

「大地と自由」 Land and Freedom  1995年

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1995年度のカンヌ国際映画祭で、国際批評家賞を受賞した作品。

スペイン内戦を舞台として、イギリスの作家ジョージ・オーウェルのカタロニア讃歌を思わせる内容です。

理想に燃えた青年が直面する政治闘争で、全ての人にとっての自由を考えさせられます。

『バック・ビート』でジョン・レノンを演じた主演のイアン・ハート演技がぐっとストーリーに引き込む魅力をもっています。

「麦の穂を揺らす風」The Wind That Shakes the Barley 2006年

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第59回カンヌ国際映画祭の最高賞、パルム・ドールを受賞。

アイルランド独立戦争とその後のアイルランド内戦で、対立することになる兄弟や周囲の人達を描いたストーリーで、戦争での弱者を、アイルランド伝統歌「麦の穂をゆらす風」ともに悲劇が胸を絞めつけます。

「わたしは、ダニエル・ブレイク」 I, Daniel Blake 2016年

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第64回ベルリン国際映画祭で金熊名誉賞を受賞。

ストーリーは、身寄りのない心臓病を患ったダニエルは、仕事ができず、国からの援助は複雑な制度のため十分にうけることができない。二人の子供を持つシングルマザーのケイティも同じような立場でいる。複雑な福祉制度と雇用年金、障害者差別を描いた作品。

イギリスとは制度が違う日本であっても、社会福祉について深く考えさせられ多くの人の共感をよびました。

「Sorry We Missed You」  2019年12月公開予定

『わたしは、ダニエル・ブレイク』を最後にローチ氏は、引退を表明していましたが、引退宣言を撤回し、時代の波に翻弄される「現代の家族の姿」を描く作品が2019年年末に公開される予定です。

ケン・ローチ監督の息子の作品

ケン・ローチ監督の息子が3人いますが、 そのうちの一人1969年生まれのジム・ローチも社会派の映画監督です。児童移民をテーマにした長編映画「オレンジと太陽」で監督デビュー。

「オレンジと太陽」 Oranges and Sunshine   2011年

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児童移民の被害者のために家族を探した実話に基づいて作られた作品で、児童養護施設にいた子どもたちが、養子縁組ではなく移送されたことを調査している主人公が、慈善事業団体や協会から迫害を受けながら、活動していくストーリーです。

多少の脚色はあるにせよ、児童移民たちが重労働や虐待を受けていた事実が実際にあったことには、心が痛みます。

ケン・ローチ監督のプロフィール 経歴・学歴・賞歴

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本名:ケネス ローチ Kenneth Loach

生年月日:1936年6月17日 2019年現在 83歳

出身地:イングランド ヌニートン

学歴:オックスフォード大学法学部

大学在学中に俳優として活動し、卒業後はBBCに入社し、テレビ番組の演出を務めました。

1962年 26歳で『夜空に星のあるように』で監督としてデビュー。1990年代から作品は評価されるようになり国際的な賞を受賞するようになります。社会的弱者の視点からのストーリーが多く、政治的な発言も活発で、反緊縮、環境保護や反戦を訴える左派政党「レフト・ユニティ」の結党に関わったこともあります。

主な賞歴

  • 1990年 カンヌ国際最映画祭審査員賞『ブラック・アジェンダ』
  • 1991年 ヨーロッパ映画賞作品賞『リフ・ラフ』
  • 1993年 カンヌ国際最映画祭審査員賞『レイニング・ストーンズ』
  • 1994年 ヴェネツィア国際映画祭栄誉金獅子賞
  • 1995年 ヨーロッパ映画賞作品賞『大地と自由』
  • 2006年 カンヌ国際最映画祭パルム・ドール賞『麦の穂を揺らす風』
  • 2014年 ベルリン国際映画祭金熊賞
  • 2016年 カンヌ国際最映画祭パルム・ドール賞『わたしは、ダニエル・ブレイク』
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ケン・ローチ監督の作品で少し社会を考える

ケン・ローチ監督の作品は、社会問題を扱っているので、ハッピーエンドで楽しくなる娯楽映画ではないので、鑑賞後は暗い気分になることも多いのではないでしょうか。

しかし、これらは私達の知らない場所で、実際に私達の社会で起こっていることであり、社会的弱者の環境や立場を知る機会でもあります。

毎日忙しさに忙殺されて生きる私達は、世界のどこかで悲劇があることを忘れてしまいがちですが、ケン・ローチ監督の作品で、ほんの少し自分とは違った状況に目を向け、今彼らのために何ができるかを考えてみるのも良いのではないかと思っています。

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