現代美術

松本竣介の息子、松本莞(建築家)が語るエピソードや思い出のまとめを紹介!

日本昭和を代表する松本竣介

代表作には「立てる像」や「Y市の橋」そして絶筆の「建物」があります。

36歳で死亡という短い生涯でしたが、様々なエピソードがあり、松本竣介の息子、建築家の松本莞(まつもとかん)氏が語ってくれています。

今回は、息子、松本莞が語る松本竣介のエピソードや思い出をまとめてみました。

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松本竣介の息子、松本莞

「松本莞」の画像検索結果引用元:https://artexhibition.jp/topics/features/

1939年7月生まれ。 

現在、建築家として活躍。

松本竣介の作品が数多く展示している、「大川美術館」の改修を手がけたこともあります。

「大川美術館」の画像検索結果

松本竣介の作品を常設している美術館は勿論のこと、展覧会があれば必ず訪れて、絵画の状態をチェックするそうです。

父・松本竣介が亡くなったのは、松本莞氏が9歳の時でした。

子どもながらに「父の顔を記憶しておきたい」と思っていたとか。

松本竣介の作品を自然に眺めながら、母親から沢山の話を聞いて育ってきたそうです。

建築家になったのは、幼くして父親を亡くしたため、人との関わりがとても大切なものに思えていて、建物を作るということはたくさんの人が関わって出来ると考えて、建築の道に進んだそうです。

息子のいたずらに、母に怒られた

莞氏は、小さい頃は絵を描いていたようです。

あるときふすまに絵の具で大きな絵を描いたら、当時一緒に住んでいた祖母(竣介の母)に叱られ、そのことで父も祖母に叱られる羽目になったとか。

その後で父竣介には絵を描いたことは叱られなかったが、今度はアトリエで紙に書くように、と言わたそうです。

竣介が自分の母に叱られている様子を想像すると、ちょっと面白いですね。当時は戦争の影が濃くなってきて暗い影を落していたので、そういう風な少し平和な感じに、少し和んだそうです。

松本竣介は家庭的だった

竣介は、かなりマメな人だったそうで、絵を描いていない時はミシンがけをしたり子供のオムツを替えたりもしたそうです。

ミシンを使うのは時に好きだったようで、毎日ミシンを踏んで何かを作っていたとか。

家庭的な家事もしてくれるお父さんっていいですよね。

出かけるときはいつも三つ揃いの背広を着ていた

外出するとき、いつもきちんとした格好をしていたそうです。

松本竣介は病気で14歳の時聴覚機能を失いました。

当時は、聴覚障害者で不審尋問を受けることが多かったので、それを避けるため、厄介なことに巻き込まれないために、三つ揃いを着て外出したそうです。

ホームスパンの上着に茄子紺のワイシャツ、白いネクタイ、チャコールグレーのスラックス、といった感じで、トラブルを避けるためだけではなく、オシャレだったのですね。

息子の宿題が作品に

莞氏が小学2年生のころ、学校でおひな様を作る宿題がありましたが、うまく行かず父親に聞きに行きました。

すると、松本竣介は、自分が納得するまで直してしまい、最後にはほとんど竣介の作品になっていましたそうです。

息子を象徴する白い花 「序説」

「松本竣介 序説」の画像検索結果

1939年の作品。100号の大きなキャンバスに、深い青の世界が広がっている作品。

前景には絵筆を握る竣介と妻禎子の姿、二人の間には生まれたばかりの息子を象徴する白い花が描かれています。

竣介の手元にはサインと作品名である「序説」の文字がしっかりと書き込まれ、画家として父親としての新たな出発の意気込みを伝えています。

妻 禎子は松本竣介の作品を売らなかった

竣介が36歳で、亡くなったあと、妻の禎子は、膨大な絵やアトリエなどを10年間もそのままにしていました。

竣介の亡くなった後も彼の絵をとても大切に保管していましたそうです。

美術館からの購入の申し出を断わっっていたとのこと。

竣介が亡くなってから、子供二人を育てなければならず、お金は必要でしたが、売らずに大事に持っていたそうです。

その後没後10年展を開催してもらうことになり、とてもうれしかったと語っています。

竣介との結婚が決まった時、両親には反対されましたが、その反対を押し切ってまで結婚した禎子は、深く竣介を愛していたのがよくわかります。

妻 禎子さんは、松本竣介の忘れ形見である子供を育て、作品を守り続けながら、99歳で亡くなられました。

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まとめ

「松本竣介」の画像検索結果早逝の「静」のヒューマニズムの画家、松本竣介のエピソードはいかがだったでしょうか?

早くに父親を亡くされたとはいえ、実の息子さん方の思い出や秘話は、松本竣介の作品を益々味わい深いものにしていると思います。

今度作品を観るときは、こういったエピソードを踏まえて眺めてみると、また違った視点が生み出され、鑑賞の楽しみが増えることでしょう。

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