『ハリネズミの願い』面白い登場人物を紹介

2017年本屋大賞を受賞したトーン・テレヘンの『ハリネズミの願い』。世界一孤独なハリネズミが、友達を自分の家に招待しようと、何度も手紙を書きますが、途中で辞めてしまいます。その理由は、招待したときに困ったことが起こるのではないかと、心配して、いろんな妄想をしてしまうからです。

まだ起きてない不安で葛藤しているハリネズミの心境を、自己投影する読者も多いでしょう。童話でありながら、哲学、心理学要素を含んでて、考えさせられるし、イラストも可愛いですよね。

この物語に出てくる登場人物(動物や爬虫類や昆虫ですが)の性格を、楽しく紹介しますね。

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ハリネズミ

この物語の主人公。臆病で繊細で孤独。妄想力が豊かで、起こる確率0.1%の未来も作り上げて、不安がってしまうのです。コミュニケーション力が低く、社交性に欠けているので、友達がいません。寂しいので、友達を家に招待したくて、何度も手紙を書きますが、自己肯定感を余り持っていないので、手紙を届けるところまでは、できません。でも、友達には、精一杯のおもてなしをして、気分をよくさせてあげたいと、優しい気持ちを沢山もっています。

カミキリムシ

ハリネズミの初めの招待客。ハリネズミをカウンセリングしながら、招待を断ります。自分の紙を切れることのできる角が、自慢らしく、ハリネズミ君のハリを抜いて、角を2本つけてあげようなどと、提案します。自分のことは自分で考えなさい、と辛口のカウンセラーです。

 

カタツムリ

 短気で、気むずかしがり屋です。自分がゆっくりとしか動けないので、コンプレックスをもっています。友達に見捨てられるのが、すごく怖いのですが、それを隠すため相手の欠点を見つけて、罵るのが得意です。そして、最後には友達の意見に従うのですが、さも、自分がおおらかであるかのように、振る舞います。

 

カメ

 カタツムリとのろのろコンビです。どんなに意地悪なことをカタツムリに言われても、決してカタツムリを見放しません。温厚すぎるマイペース型なので、緊急事態が発生しても、全く違うことを考えて、自分の世界に入ってしまうことがあります。

 

サイ

 控えめのように見えますが、自分のすきなことは、TPOをわきまえず、必ずしてしまうタイプです。ダンスが大好きで、自分ではうまいと思っているので、相手が小さなハリネズミでもお構いなく披露します。そして、相手も喜んでくれていると思い、笑顔で帰っていく勘違い君です。

 

クマ

 人の家の戸だなを勝手に開けて、部屋中食べ物を探し回る食欲魔神です。お茶の他に、お菓子もちゃんと要求します。そして、自分の欲しいハチミツをおもいっきり食べて、他に食べ物がないと、サッサと帰ってしまうし、KY発言もする失礼なやつです。

 

ダチョウ

自分の首をいろいろなところに、突っ込むのを生きがいにし、新しいツッコミ場所を探すチャレンジャーです。ハリネズミのだしたお茶やケーキには目もくれず、家中、心地の良い首をつっこめる場所を捜しますが、それほど、いい場所が見つからないと、期待はずれ感を、たっぷりだします。

カバ

お風呂が大好きなので、ハリネズミに風呂桶をプレゼントして、ハリネズミに入浴嗜好をもたせようとする、ありがた迷惑クンです。自分がいいものは、他人も絶対喜ぶと信じています。大きな風呂桶を入れたおかげで、ドアは壊れるし、壁はビショビショになるし、被害大ですが、カバは全く分かっていません。

 

ロブスター

ハリネズミのハリを意味もなく抜き取るサド系です。そして、ハリネズミが痛くて悲鳴をあげると、もっと大きな声で泣け、と命令します。お茶をだすのが遅いと文句を言うし、ケーキは殆ど自分で食べて、残りは窓から捨てるという超高ビーぶりなのです。その上、訪問記念として、ドアまで持っていってしまう傍若無人のお客様です。

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まだまだいます

この物語には、まだまだいろいろなハリネズミの妄想の招待客がでてきます。彼らは、動物だったり、爬虫類だったり、鳥類だったりで、その性格は、愉快だったり、傲慢だったり、悲観的だったり様々です。これは、あなたのまわりにいる、誰かに似ていると思いませんか?

物語の最後には、ハリネズミはリスと会い、友達になれます。ここでは、あえてリスの性格は紹介しませんでしたので、みなさんの想像におまかせすることにしましょう。

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