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何度も聞くことの「メリット」と「デメリット」

何かわからない時や知りたいことがある時には、人に聞きますよね。一度聞いてもわからない時は、もう一度聞くと思います。それでも、わからない時、もしくは、もっと疑問が出た時は、どうしますか?

「『WHY?』は5回聞くといい」と言われています。自分で調べて何回も確認したり、調査したりするのはいいでしょう。しかし、聞く相手が人であれば、疑問に思っても、そんなに何度も、聞いていいものなのでしょうか?

ここでは、ひとつのことを、人に何回も質問することのメリット、デメリットを紹介していきます。

何度も聞くメリット

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きちんと理解できる

ひとつのことを、何回も聞くことによって、疑問点が消えていき、充分な理解が得られます。相手の要求が何であるかが、はっきり見えてくるので、それについての対応も、きちんとできます。

わからないことを、曖昧にしていると、後で必ずといっていいほど、大変なことになって、やってきますよね。それなら、今聞いておけば、後になって面倒なことが起こる可能性が少なくなりますから、何遍でも質問したほうがいいでしょう。

モチベーションがあがる

理解して、物事がよく分かると、自分のやっていることが、楽しくなってきます。ぼんやりと仕組みを知っているだけだと、なんとなく行動しているだけになってしまい、士気があがりません。しかし、充分な理解の上で行動することは、自分の現在の位置を知り、意欲が湧いてきます。

また、違う考え方を知ることによって、知識の幅が広がり、今後の活動に活かしたい、という考えもでてくるでしょう。

相手に好意をもてる

コミュニケーションを円滑に運ぶには、質問は必要ですよね。そして、何度も掘り下げて質問していくと、相手の考えや、性格も分かっています。今まで知らなかった相手の良い面や、尊敬できる部分が見つかるでしょう。

そうなってくると、昨日までは、煙たい感じを抱いていた人や、無関心だった人に、興味がもてます。興味が持てれば、笑顔で話すこともできるし、もっと気軽に他のことも聞けるようになり、コミュニケーションが、益々円滑になっていく、というサークルができます。

何度も聞くデメリット

不快感を与える

人は往々にして、何度も同じことを続けて聞かれると、不快感を覚えます。しつこいとか、うざいと思われ、敬遠されたり、思考回路を疑われることもあるでしょう。

そう感じられる理由は、相手が本当のところ、詳細を知らないので、答えられないからです。そして疑心暗鬼になって、何故そんなに聞いてくるのか、不思議に思われます。沢山質問して「仕事熱心だ」と思われればいいですが、「理解力が低い」とも評価されがちです。

時間がかかる

相手の意図がわかるまで、聞いていくのは、時間が非常にかかります。私たちの時間は有限ですから、有意義なことに時間は費やしたいですよね。

忙しいときに、何度も質問されるとイラッとするし、他のことが後回しになってしまいます。それに、長い時間をかけて、質問しても、大した成果を得られなかった答えだと、ガッカリしてしまいますね。

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習慣になってしまう

ひとつのことに、何度も質問していると、それが習慣化されます。どんな疑問にも、自分が納得するまで、人に聞き続けるようになるのです。

その習慣が、許される立場でいる人は少ないでしょう。集団に中で、常にいつも、しつこく質問をしてくる人は、人格を疑われることもあります。あまり良い性格とは、思えませんよね。

まとめ

ひとつのことを、相手に質問し続けるのは、やはり、時と場合を考えてすることでしょう。

まずは、自分がそのことを、どれだけ知る必要があるのかを把握し、できれば、質問は頭の中で整理しておくのが良いでしょう。

しかし、相手の気持も考えながら、尋ねるという姿勢をとっていれば、TPOは関係ないのかもしれませんね。

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