伝説のハワイアン・シンガー イズリアル・カマカヴィヴォオレ(Israel Kaʻanoʻi Kamakawiwoʻole)。彼の顔は知らなくても歌声は聞いたことがある方が多いと思います。
しかし、長い名前ですよね。通称はイズ。
彼の美しい歌声を聞いて、気になったので経歴を調べてみました。
経歴と代表曲
1959年5月20日生まれ。 アメリカ合衆国、ハワイ州ホノルル市の出身のシンガーです。
ホノルル市近郊のカイムキで少年期を過ごし、11歳の時に兄のスキッピーとともに音楽活動を開始しました。その後1976年に兄とともにバンド「マカハ・サンズ・オブ・ニイハウ(Makaha Sons of Niʻihau)」に参加しました。同バンドは1980年代にかけて活動し人気を博すものの、1982年にスキッピーが心臓発作で亡くなってしまいました。
その後1990年に初のソロアルバムを出して、1993年に発表したアルバム「Facing Future」のヒットでハワイ以外でも広く知られるようになりました。
日本では1995年8月に「山下達郎のサンデー・ソングブック」に於いて、ハワイ州出身の力士を歌い込んだ「Tengoku Kara Kaminari」が紹介され、知名度が上がったようです。
天国から雷っていうタイトルはインパクトありますね。曙、武蔵丸、小錦ってちゃんと名前を連呼しているところは笑っちゃいますけど、猛々しい力士たちをこんなに優しい声で歌い上げると、相撲というものが、全く別のスポーツに感じられますね。
1997年6月26日に、肥満が原因で、妻と一人娘を残したまま38歳の若さで死亡しました。340キロは超えていたとされますから、心臓病を始めとする数々の疾患をかかえていたことでしょう。しかし、死後二十年以上たった現在でもハワイ州のみならず世界各国で高い人気を持っています。
映画やテレビで使われた曲は?
ショーン・コネリー主演/製作の映画「小説家を見つけたら Finding Forrester」のエンディングテーマと、アメリカNBCのテレビドラマ「ER緊急救命室」で、「Somewhere Over the Rainbow」が使用されました。またブラッド・ピット主演映画「ジョー・ブラックをよろしくMeet Joe Black 」のエンディングでもイズのこの曲が使われています。
日本でもTBSの番組「FACES 言葉みたいな顔がある」で流ていますね。
まとめ
あの巨体から美しい物悲しい歌声が流れ出てくるのは、ハワイアンソングならではのもでしょう。
そして「Somewhere Over the Rainbow」は多くの歌手が歌っていますが、彼ほど切なく心に響くメロディと、切なさの余韻を残すシンガーは他にいないと思います。
これを機会に皆さんも、ハワイアンソングをじっくり聴いてみてはいかがでしょうか?