サウナは一昔前なら、おじさんのたまり場、というイメージがありますが、今では若者たちの憩いの場として、男女を問わず人気があります。
しかし、どんな社交場でも、おばさまパワーに勝てる年代はありません。
サウナでのおばさまたちの愉快なおしゃべりをお楽しみください。
青春の象徴
あるサウナ店の一室で、おばさまたちが姦しくお喋りをしている。
「こうして40年ぶりにみんなで会えて嬉しいわあ」
「年とったわよね、私たち。体もシワシワになっちゃった」
「この太腿の皮のたるみ、どうにかしてほしいわよ」
「あら、あなたは痩せてるからいいわよ。ワタシなんかこの脇の下のはみ出た肉、見てよ」
「そうそう、バスタオル巻いたって、三段腹がバレバレよお」
「なんか、キレイだった学生時代が懐かしいわね。あの頃は青春だったわ」
「そうね、元気いっぱいで走り回ってたわよね」
「だけどさ、青春なんていくつになっても気持ちさえ若ければ青春よ」
「そうよ!もう一度、みんなで青春しましょうよ!」
「私たちの若さの象徴といったらアレよね…」
おばさまたちは全員バッと立ち上がった。
次の日、サウナ店内でバスタオルを振り回しながら、ストリーキングするおばさま集団の写真が、SNSで大炎上した。
ストリーキングの歴史
ストリーキングとは注目を集めるため、あるいは強い非難の意思を表現するために公共の場を全裸で走り抜ける行為である。パフォーマンスの一環として行われるもので性的な意図はなく、露出狂とは区別される。1973年から1974年にかけて流行した。
ストリーキングが流行の兆しを見せ始めたのは1973年頃からであるが、特に1974年4月にトゥイッケナムラグビー場でイングランドとフランスとの試合が行われている最中に、約53,000人の観客を面前にしてマイケル・オブライエンという名の男性が全裸で駆け抜けた事件がストリーキングの名を一躍有名にしたとされる。この事件以降「ストリーキング」という言葉が「全裸で公共の場を駆け抜ける」という意味で使われだしたが、それ以前はストリーキングという言葉は「全力疾走(streak)する」という意味で用いられてきた。日本にもこの当時、上陸しマスコミを騒がせた。
ストリーキングは、裸体主義(ヌーディズム)とは別物である。ストリーキングをする人々は、逮捕される危険を冒してまで行為におよび、大衆の目に晒されることを意図する点、裸体主義者が平穏な活動を好むことと対照的である。
ストリーキングの意図は、度胸試しや性癖など様々であるが、多くは自己顕示欲を根底にした集団的熱狂の流行であろう。実行される場所も多様である。最もよく見られるのは、多くの観客が集まった競技場などを全裸で走り抜ける行為である。
また、大胆なストリーキングを収めた動画が動画共有サイトの『YouTube』や『Vimeo』をはじめ、インターネット上で人気を集めている。そこには、世界中のストリーキング愛好家たちが集まるサイトがあり、情報交換や体験談を語り合う場となっている。
出典:ウキペディア