元NHKアナウンサーで、フリーになってからは、キャスターの他に、各地で講演を行ったり、バラエティやCMに出演したりと幅広分野で活動している草野仁(くさの ひとし、1944〜)さん。
文武両道の正統派ともいえるいわばスーパーヒーローのような方ですが、その活躍を支える家族はどんな人達なのでしょうか?
ここでは結婚した妻や子供(息子)、両親や兄弟姉妹をエピソードを交えて見ていきましょう。また、草野さんは、70歳を過ぎても筋トレでも有名ですが、あの肉体を維持するようになったきっかけはなんだったのでしょうか。
草野仁の両親 父親・母親と兄弟姉妹
草野仁さんは1944年、満州国新京(現:中国吉林省長春)に生まれます。4人兄弟の年の離れた末っ子で、草野さんは一人っ子のように育ったそうです。
父親は数学者で長崎大学名誉教授の草野萬三郎(長崎大名誉教授、102歳で逝去)、母は音楽教師でした。一家は戦後満州から無一文で、母親の郷里の長崎島原に引き揚げ、 生活再建のために両親は必死で働いたそうです。
草野さんは少年時代は外で遊びまわっていましたが、父親から勉強するように言われても勉強しないでいると、ゲンコツが飛んできましたそうです。
子供のころから、運動神経抜群で、これも学生時代砲丸投げで全国優勝した父親の血を受け継いでいます。高校時代は陸上部に入り、全国大会の決勝を目指しましたが、父親が独断で退部届を出してしまったのです。 理由は「お前は精神的な強さがなく、スポーツマン として大成しない。腰を据えて勉強しろ」とのこと。これは、スポーツ選手は寿命が短いので、一生やっていける仕事に就きなさい、という意味でもありました。
日ごろ勤勉で公正な父親の姿を見ていた草野さんは、反論の余地がなく、父親の言葉に従って、勉強に集中し、東京大学を目指しました。
母親は、父親が草野さんに厳しくするたびに、「お父さんはお前が憎くてたたくんじゃない。お前はやればできるんだから」と慰めてくれる優しい人だったそうです。
草野仁の結婚した妻
草野さんは、1967年 23歳のときに2歳年上の恵美子さんと結婚しています。
東京大学時代からのお付き合いで、恵美子さんから積極的なアプローチがあったそうです。プロポーズも恵美子さんからで、「結婚してくれなければ、生きていけない!」とまでいわれたとか。
しかし、この結婚に草野さんの両親は大反対。理由は恵美子さんが年上であったことと高卒であったことなのですが、二人は愛を貫いて結婚しました。ただ、猛反対があったので、結婚式は挙げず、籍をいれただけです。
草野さんは結婚当初はオールドファッションで、家事、育児は一切恵美子さんに任せ、自分は仕事一筋という亭主関白タイプでした。家族サービスは家の近くの公園に行くだけとか、同僚との付き合いがあれば、家の引っ越しさえ奥さん任せにしてしまう、大好きな競馬で散財してしまうダメ夫でした。
しかし、40代で、フリーになったことを機会に、夫婦の在り方を考え直したそうです。毎日家事をしてくれる恵美子さんに感謝の言葉を伝え、誕生日には花束を送るというナイスハズバンドに変身。今は、お互いを支え合う仲の良い夫婦となっています。
草野仁の子供
草野さんには二人の息子さんがいます。
1969年生まれ 長男 草野裕さん。上智大学卒業後、ボストン大学でマスコミ学の博士号を取り、現在は草野さんの事務所に勤務。
バレーボールの元オリンピック選手 ヨーコ・ゼッターランドさんと結婚していた時期がありました。当時草野さんのマネージャーをしていた裕さんは、草野さんMCの「ザ・ワイド」を通して知り合いました。2006年に結婚して2010年には離婚。
裕さんもヨーコさんと同じく、その後は再婚して子供もあり新しい家庭をつくっています。
次男は草野健さん。草野仁事務所に勤めているようですが、イラストも描くようで、草野さんのエッセイ集「娘へ」のカバーイラストと挿絵は、健さんが描いたものです。
引用元:https://www.amazon.co.jp/
草野仁 筋トレを継続して生涯現役
引用元:https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/column/14/091100005/060800011/
少年時代からスポーツが好きで、陸上、ソフトボール、相撲、剣道と多分野で優秀な成績をおさめていますね。体を動かすことが習慣になっている草野さんですから、筋トレもすんなりはいっていけたことでしょう。
筋トレは50代のとき、背中についた贅肉を落とすための始めたそうですが、毎日トレーニングを重ねていくうちに、筋トレが生活の質をあげていくことに、気づいたそうです。
脳の働きを良くしたり、精神の安定を維持するのには筋トレが一番という説もありますね。筋トレは肉体だけでなく、より良く生きていくうえで、必要なものなのかもしれません。
たとえ100歳になっても自分の足で歩き、仕事を続けていきたい、とおっしゃる草野さん。このまま筋トレを継続していけば、将来、世界最高年齢のキャスターとして、草野さんの名前があがるかもしれませんね。