40年以上キルト作家として活躍している鷲沢玲子(わしざわ れいこ)さん。
講師としての活動も長く、孫弟子まで入れれば、1万人以上で、その中には、あの三浦百恵さんもいたことで、話題になりました。
ここでは、鷲沢玲子さんの経歴・作品・賞歴・展示会・教室・著書を紹介します。
キルトの魅力とはどんなものでしょうか?
鷲沢玲子のプロフィール 経歴・学歴・賞歴
引用元:https://fujinkoron.jp/articles/-/1186
学歴:日本大学経済学部 卒業
生年:1945年
出身地:東京都
鷲沢さんがキルトに興味をもったのは、40年以上前に、アメリカ建国250年に合わせて、雑誌やギャラリーでアメリカンキルトの特集をみたのがきっかけとなっています。
大学は経済学部を出ていますが、洋裁はもともと好きで、大学3年のときには、洋裁の専門学校で勉強したほどです。
大学を卒業してすぐ結婚し、専業主婦だったときに、キルトに惹かれ、当時は日本語のキルトの専門書は出ていなかったので、辞書を片手に洋書で独学に励んだそうです。ですから、鷲沢さんのキルト作りの基本は自己流なのだとか。
いくつか作品を作っていくうちに、雑誌からの撮影依頼やパッチワーク・キルトの教室の講師の声がかかりました。その後35歳のときに、国立にキルトの教室と材料販売の店「キルトおぶはーと」を設立。
主婦が自立して起業するということの先駆者ですね。当時あまり知られていないけれど家庭できる趣味なので、既婚女性の興味を惹いたこととが成功の秘訣だと思いますが、なにより、好きなことを熱心にやり続けたことが、一番素晴らしいことです。
鷲沢玲子の作品
引用元:https://exblog.jp/
引用元:https://moon.ap.teacup.com/aprilshoes/
引用元:https://ameblo.jp/alice-j6/
引用元:https://www.voguegakuen.com/
引用元:https://plaza.rakuten.co.jp/hf0315k1672/
鷲沢玲子の展示会
鷲沢さん主宰なさっている「キルトおぶはーと」では、定期的に展示会を行っています。 詳細は「キルトおぶはーと」のサイトを御覧ください。
鷲沢玲子の著書
鷲沢さんは多数キルトの本を出版されていますので、そのなかの気になった数冊を紹介します。
鷲沢玲子のパッチワークキルト 暮らしを楽しむバッグと小物
お手軽に始められるキルト・パッチワークをわかりやすく解説しています。
キルト界の大御所初の、バッグ・ポーチといった小物をテーマとした著書。パッチワークの魅力もふんだんに取り入れつつ、初心者にもトライしやすいアイテムをたっぷり紹介する。著者が得意とする、繊細かつ色鮮やかな布合わせも必見。実物大型紙つき。出典:アマゾン
鷲沢玲子のキルティングデザインセレクション集―ベースラインから華麗なるホワイトキルトまでの図案170
鷲沢さんのセンスの良さが光るデザイン集です。
オールホワイトキルトのためのキルティングデザイン、ブロックに使うキルティングデザインなど、著者が30年来集めたキルティングデザインを、持てる知識とアドバイスを加えてまとめた図案集。作品集付。 出典:アマゾン
トラプントキルト (鷲沢玲子のパッチワークキルト入門)
日本では専門書があまりないトラプントキルトの本。初心者でも作りたくなるような美しさです。
キルティングをしたキルトに、さらにトラプントという、キルトの裏から詰めものをするテクニックでできた、石膏彫刻のレリーフのように美しい作品とその作り方を紹介。 出典:アマゾン
鷲沢玲子のキルト教室
「キルトおぶはーと」
引用元:https://blogtag.ameba.jp/news/
鷲沢玲子さんのキルトの教室が開催されています。三浦百恵さんもこの教室に通って、一年間プライベートレッスンを受けたそうです。
住所:186-0002 東京都 国立市東1−10−56
電話:42-576-9218
クラスによって授業料や回数が違いますので、お問い合わせください。
ヴォーグ学園
ヴォーグ学園でも不定期ですが、鷲沢玲子さんが講師としてキルト教室を開いています。
キルト制作は人生のよう
引用元:https://countryheritagetours.com/tour/
キルトの歴史は古いのですが、国際的な芸術品としての評価を得だしたのは1970年以降で、新しいものです。一般的には、日常使用できるもの、ベッドカバー、小物、ぬいぐるみなどに伝統的な手法で制作するの工芸品に人気が集まっています。
鷲沢さんのキルトは独学で学んだとはいえ、すべてのキルトの種類を網羅しており、実に見事なものです。キルトはどの作品でも長い時間がかかり、かなり根気のいるもので仕上げるには忍耐も必要でしょう。
しかし、毎日少しずつでも縫っていけば、いつの日か完成するところは、継続の大事さを説く人生の師のようにも感じます。鷲沢さんの多くの作品を見ていると、気の遠くなるような時間のなかで、ひと針ひと針丁寧に縫っていく姿が思い浮かび、毎日を大事に生きていく気持ちにさせてくれます。