アメリカ、テキサス州の動物園「エルパソ ズー」では、ちょっと変わったバレンタインデイのイベントを開催しました。
バレンタインでは、カップルや夫婦がラヴラヴする日ですが、恋人なしや独身者には痛い日でもあります。
本記事では、そんな独り身の憂鬱なバレンタインデイを吹き飛ばす、エルパソ動物園で、行われたイベントを動画付きで紹介します。
アメリカのバレンタインデイは?
アメリカでは、バレンタインは男性から女性にプレゼントします。
ですから義理チョコも職場では男性社員が女性社員に上げるんですね。
カップルや夫婦では彼氏や夫が、チョコや花束を彼女や妻に送るのが通常です。バレンタインの日は、大の男が、花屋やキャンディショップの前で大行列という、面白おかしい光景が見れます。
なにしろ手ぶらで家に帰ったら、奥さんの怒りに触れてしまい、次の日から食事を作ってもらえない恐怖もあるし、男性は残業もせずに帰って、妻の機嫌を取るのが通常なんですね。
レストランはカップルばかりで、ラヴラヴしていて、日本のクリスマスイヴと同じです。
こんな日に、1人でいるのは辛いものです。仕事をしていても同僚は、彼氏や夫からの花束を嬉しそうにデスクに飾るし、レストランはベタベタしたカップルでいっぱい!
特に彼氏にフラレてしまったばかりであったり、離婚して間もない女性は、非常に寂しい思いをしていると思います。
テキサス州エルパソ動物園、バレンタインのイベント
テキサス州のエルパソ動物園では、バレンタインデイにラヴラヴできない寂しい、つらい思いをしている女性たちの、憂さ晴らしイベントを行いました。
ミーアキャット、ワタボウシタマリン、ゴールデンライオンタマリン、マーモセット、サイチョウの餌のゴキブリに、別れた恋人や配偶者の名前をつけて食べさせるのです!
「Quit Bugging Me(私を悩ませるのはやめて)!!!」と名付けられたこの提案に、応募は大殺到!
6000人以上の女性が、アメリカはもとより、イギリス、オーストラリア、南アフリカからも寄せられました。
元彼や元夫を恨んでる女性は大勢いるんですねww。
でも、理不尽な分かれかたをされたら、腹はたちますからうっぷんを晴らしたい気持ちもよくわかる気がします。
このようにイラストに男性の名前をかいて、応募された名前を6回に分けて各動物にゴキブリを与えます。
餌を上げる時間に、自分の書いた憎らしい男性の名前があると、だいぶすっきりするようですよ。
元彼ゴキブリを食べる画像
当日は、ゴキブリをミーアキャットに餌として与える様子をフェイスブックと公式サイトでライブ中継しました。
SNSに実際の食べる動画がのっていました。
大きなゴキブリを食べるシーンがでてきますので、ゴキブリが苦手な方は、ご覧にならないほうがいいと思います。
イヤ~、普通に美味しそうに食べてますよね。
元彼、元夫のゴキブリを食べさせた女性のコメント
破局してしまった女性たちの、リベンジコメントを紹介しますね。
- ミーアキャットが元夫を食べるるなんていい感じ!とくに大きいのをバリバリ食べてくれるとすっきりするわ。
- メッセージも一緒に読み上げて、餌をあげてくれれば、もっと気分いいわ。
- すばらしいわ!美味しそうに食べてくれて嬉しいわ
- ナイスなバレンタインのディナーね!
- あー、もっと早く知っていれば応募したのに、、、。残念。
- すごくいいバレンタインのイベントだね。来週、そこへ行ってお礼を言うのが、待ち遠しいよ!
- 元夫が食べられちゃうのは、やっぱりちょっと哀しいかな、、、。
- たのし~!!
- この動物園、最高!凄くいいアイディアね。
- ありがとう!素敵な一日になったわ。
- 私の弟ったら、元夫の名前書くのやめろっていうのよ。信じられない!あいつ最悪だったのよ!
- これで新しい人生が始められるわ!
大多数のコメントが、このイベントを喜んでいるものでした。女性ばかりだと思っていましたが、男性もいて、元カノの名前をかいたようですね。
元恋人や元配偶者が嫌なヤツで、忘れなきゃいけないのに、実際はなかなか忘れられないものです。こういうイベントをきっかけに、気持ちの整理ができるといいですね。
来年もこのイベントはある?
エルパソ動物園では、来年のこのバレンタインデイ イベントを行うかどうかは、まだ発表していません。
しかし、今回のこのイベントには、ほとんどの人が、「是非来年も企画して!」と言っています。
別れた恋人や配偶者にまだ未練があったり、憎んでたりしているなら、名前付きゴキブリを動物に食べさせて、気分を少し軽くするのも、一つの方法として、いいのではないでしょうか?