ピンクのバッタは色素の突然変異で、稀に草地で発見されます。この現象はエリスリズム erythrism (赤髪症)と呼ばれています。
ピンクのバッタ繁殖確認 単為生殖で体色維持か 世界でもレアケース 東金・千葉県立農業大 突然変異で体がピンク色になったバッタの繁殖が、千葉県東金市家之子の千葉県立農業大学校(越川浩樹校長)で確認された。昨年9月に見つかった親バッタと同じピンク色の姿の子バッタは、雄と交尾せずに子孫を残す「単為生殖」で体色が維持されたとみられ、世界的に珍しいという。
繁殖したのはバッタの一種「クビキリギス」。昨年9月、突然変異とみられるピンク色の親バッタが市内の水田で捕獲され、同校病害虫専攻教室の清水敏夫准教授らが育てていた。餌としてイネ科のソルガムとメヒシバを植えた飼育用の温室で今月21日、親と同じピンク色をした計3匹が見つかったという。温室には他の親バッタは入れていないことから、3匹は単為生殖で生まれたとみられる。
出典 ヤフーニュース
エリスリズムは動物の赤みを帯びた色素沈着を指し、毛皮、皮膚、羽、卵の殻などに見られます。
エリスリズムの原因
正常な色素の欠如、もしくは他の過剰な生産を引き起こす突然の遺伝子の変異だとされています。
また、赤色の着色料を過剰に与えられた時にも起こります。
ピンク色の生き物
ピンク色をした生き物は、エリスリズムでなくとも、多く存在しています。可愛らしいピンク色の生き物を紹介しますね。
カニグモ
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コスタリカのサラピキの熱帯雨林に生息しています。前足が長いのが特徴で、威嚇する姿はたしかにカニに似ていますね。
ヒトデ
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ヒトデは生息場所によって、様々な色があります。こんなにかわいい色をしていても肉食です。
フロッグフィッシュ
太平洋、大西洋の亜熱帯地方に住み、擬態が得意です。
イグアナ
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ガラパゴス諸島ではピンク色したイグアナが100匹以上発見されています。皮膚が薄いため、毛細血管が透けて見えるので皮膚がピンク色にみえるそうです。
コーンスネーク
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色素の薄いコーンスネークにカテノロイドを含んだ餌を与えてピンク色の皮膚にします。
フラミンゴ
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ピンク色した鳥といえば、フラミンゴがまず思い浮かぶでしょう。もともとは、体毛は白ですが、カロチンやカンタキサンチンをを多く含んだ藍藻類を食べているため、ピンクや赤になるそうです。動物園のフラミンゴは色素の入った餌を与え、ピンク色を保っているようです。
イルカ
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ピンクのイルカは「シナウスイルカ」と「アマゾンカワイルカ」がいます。
「シナウスイルカ」は東シナ海からオーストラリアにかけて生息し、子供の頃は灰色を帯びた色をしていますが、大人になるとピンク色になります。常に集団で移動して寿命は40年ぐらいです。
「アマゾンカワイルカ」はアマゾン川水域に生息し、単独で行動します。他のイルカと違い頭部を広範囲に動かせることができます。
まとめ
ピンクの色をした動物は珍しいと思いがちですが、まだ他にも沢山います。
突然変異であったり、色素が薄かったり、食べ物によったりと理由は様々ですが、やはりピンク色をしていると、とても可愛らしく見えますね。