連続起業家(シリアル・アントレプレナー)、実業家、投資家の家入一真(いりえ かずま)さん。
株式会社paperboy&co.を創業し、29歳の時にジャスダック市場へ最年少で上場や、GMOペパボ、CAMPFIREなどの代表取締役社長を歴任、また都知事選に出馬するなど多岐にわたって活動しているインフルエンサーです。
ここでは、家入一真さんの家族を見ていきましょう。家入さんの起業するまでの経歴や、結婚した妻や子供、両親、兄弟姉妹はどんな人達なのでしょうか。
家入一真の両親と起業するまで
家入一真さんは、1978年12月に福岡県で、運送業をしている父親と、パートタイムで働いている母親の長男としてうまれました。その後、ご両親は喫茶店を経営したそうです。それで、家入さんは子供の頃から、人が集まる場所に好感を持て、憧れていたそうです。
しかし、中学でイジメのあい、孤立してしまったのです。クラスメイトとも話せない毎日が続きました。
高校に入学してから、新しいキャラになって「高校デビュー」をしようと思っていたのですが、やはり自分から周りの人たちに声をかけられなく、あえなく失敗。両親が、高校で初めての運動会だから行きたいとの希望があったので、参加しようという気持ちはあったのですが、やはり無理でした。運動会の当日、学校のトイレにずっと隠れていて、途中でこっそりトイレの窓から裸足で逃げ出してしまったとのこと。
このことで、高校を退学することを、やっと父親が許してくれたそうです。ご両親も息子のつらい気持ちを理解してくれたんですね。
それから、1〜2年は家で引きこもっていたという話ですが、何もしないでいたわけではなく、パソコン通信を受講していました。
しかし、ずっと家にいる家入さんを見かねて、母親が夭折の詩人・山田かまちの個展連れて行ってくれました。
山田 かまち(やまだ かまち、1960年- 1977年)
群馬県高崎市出身。幼少より絵画の才能を発揮し、中学からはビートルズなどのロックに傾倒。群馬県立高崎高等学校に入学し、自宅でエレキギターを練習している際に亡くなった。死後、保管されていた詩を書き付けたノートやデッサン水彩画を、母親や恩師などが中心となり詩集や画集として出版、一躍注目を集める。代表作に『悩みはイバラのようにふりそそぐ : 山田かまち詩画集』がある。BOØWYの氷室京介とは幼馴染。名曲「MORAL」は山田かまちの事を歌っているとされている。
引用元:https://middle-edge.jp/articles/BLLys
この個展で家入さんは命の短さに衝撃をうけ、引きこもり生活から抜け出す決意をします。
それで、画家になるために、東京芸大に行こうと思い、大学入学資格検定に合格し浪人を重ねます。いくつになっても芸大に入学するつもりでしたが、父親が交通事故で働けなくなり、自己破産となります。家入さんは家族を経済的に支えるために就職しなければならなくなりました。これが20歳のときです。
福岡にある、デザイン会社に入社しましたが、うまくなじめなく、転職。けれどどの会社に入ってもうまくいかず、無断欠勤して解雇されるパターンを繰り返していました。クビになったことを家族には言えず、会社に行くふりをして漫画喫茶で夜まで時間を潰したり、現実逃避のために宝くじを買ったりというドラマみたいなことをやっていましたそうです。
その後、ウェブデザインの技術的知識を身に付けようとコンピュータのシステム会社に転職し、技術を身につけます。絵を描くよりもウェブデザインのほうが自分には向いているとわかったそうです。そして、起業し、「株式会社paperboy&co.」を設立することになります。
家入一真の兄弟姉妹
家入さんは3人兄弟で、2歳年下の妹・裕子さんと7歳下の弟・真啓さんがいます。弟さんは悲しいことに2020年4月に訃報がはいっています。
電話に出たその瞬間に、無言の張り詰めた緊張感から、全てを理解してしまう。何度目だろう。生きている間に、あと何回、こんな辛い連絡を受けなければならないのだろう。弟の初七日を終えた。彼の誕生日が命日でした。あまりにも若すぎる。
弟の冥福と、コロナで困難を強いられている方々に、祈りを。
— 家入 一真 CAMPFIRE CEO (@hbkr) April 10, 2020
家入一真の元妻と子供
家入さんは、2000年、22歳のときに、4歳年下のエッセイスト・紫原明子さんと結婚しています。
引用元:https://cakes.mu/creators/760
「ご近所さんを探せ」で当時女子高生だった明子さんと知り合いました。結婚した当時は、明子さんは18歳で音楽学校の学生でした。二人の子供(息子 2002年生まれ、娘2006年生まれ)も生まれています。
この結婚で、家入さんはサラリーマン生活を考え直します。会社は朝早く夜遅いので、子どもや奥さんと接する時間がないので、家でできるもっと自由な仕事として、起業しました。このときは、それほど熱い思いがあったのではなく、家族が食べられる分は稼ぎたい程度のものだったそうです。
残念ながらこの結婚は破局を迎えます。2014年、家入さんが東京都知事選出馬を決意した年に離婚をしています。原因はIT企業社長となった家入さん自身が、別人のように変わってしまったからだそうです。繰り返される浮気、乱費、失踪などなど。家族のために起業したけれど、結果として家庭を壊してしまったのですね。
明子さんは、シングルマザーのエッセイストとして二人の子供を育て、その後も独身です。
家入一真の現在の妻と子供 サオリリス
家入さんは、元DJで歌手のサオリリスさんと、2016年5月23日に再婚。2016年4月29日に第一子の女の子が生まれてから、婚姻届を出しました。
サオリリスさんは鳥取市米子市の出身で、1984年生まれ。2007年から元祖コスプレアニソンDJとしてクラブやイベント、大型フェスに参加していました。2015年にはDJを引退し、2016年には講談社のミスiD2016のファイナリストにまでなっています。現在は歌手の他に、ファッション雑誌でモデルも務めています。
家入さんが、大ファンである水木しげるの若い頃に似ているということで、
水木しげるの幼少期のあだ名の「ゲゲ」と家入さんを呼んでいます。
SNSで親子の仲睦まじい姿を投稿していて、幸せそうに見えますね。
家入さんのような時代の先端をいくビジネスをしている人たちにとっては、仕事と家庭の両立は難しいものです。しかし、インフルエンサーとして公私ともにいつまでも、私達のリーダーであってほしいですね。