パートナーを亡くして「没イチ」になった人のための生き方を講演や著書でアドバイスする小谷みどりさん。
終活に関しての問題も多くとりあげ、どのように生きるのか、どのように人生を終わりにしたいのかなどについて、深く考えさせられます。
ここでは、小谷みどりさんのプロフィール、経歴、学歴を紹介します。
また結婚した夫や子供、家族のことや講演についてもみていきましょう。
小谷みどりのプロフィール 経歴・学歴
引用元:https://seniorguide.jp/column/
生年:1969年
出身地:大阪府
学歴:奈良女子大学大学院修了 人間科学博士
專門:死生学、生活設計論、余暇論
小谷さんは2018年末まで第一生命経済研究所に25年余り勤務していました。 現在は、女子大学、立教セカンドステージ大学で講師をするほかに、身延山大学、武蔵野大学の客員教授も務めています。
「終活」に関する講演を多数行っており、立教セカンドステージ大学講座「最後まで自分らしく」を持ったことがきっかけで、配偶者に先立たれた受講生と「没イチ会」を結成しました。2019年よりシニア生活文化研究所を開設。
小谷みどりの夫や子供
2011年、小谷さんが47歳のとき、夫 タツヤさんが突然亡くなりました。
4歳年下の夫が、朝時間になっても寝室から出てこないので、起こしに行くとすでに腕には死斑が出ていたそうです。昨日まで元気にしていたのに、突然死に理由はわからず、心肺停止という死亡診断書をみたとき、小谷さんは抜け殻のようになってしまったと語っていました。
のちに過労死として認定されたようですが、手続き中にはまわりから心無い言葉もあびせられたとか。二人の間にお子さんはいらっしゃいません。
没イチ会
配偶者に先立たれ、独り身になった人たちが集まり、明るく笑顔で交流を深めるコミュニティです。
2012年に小谷氏が結成した「没イチ会」のメンバーが「没イチ」という言葉を生み出し、世間で使われるようになりました。配偶者の分まで前向きに生きる人が増えてほしいという願いがこめられているそうです。
■“没イチ”に関する主な数値
2015年の国勢調査によると、40歳以上の“没イチ”は全国に約955万人おり、その約8割を平均寿命の長い女性が占めています。“没イチ”人口は1990年の710万人から35%増加している一方、増加分の大半は一人暮らしの方となっています。このことから、高齢化と核家族化の影響で“没イチ”かつ“おひとり様”の方が増加している傾向が伺えます。今回の調査結果でも回答者男性の66%、女性の92%に子供がいる一方で、男女ともに過半数は現在一人暮らしでした。また、“没イチ”になった年齢は60歳前後です。2017年の日本の平均寿命は約84歳であり、“没イチ”としての人生を四半世紀近く過ごす方が多くいることが判明しました。
このことから、死別後の精神的なケアや生活維持、配偶者側の親族との付き合い、死後再婚等の問題に一人で直面することになるシニア“没イチ”はさらに増加すると見込まれます。同時にそのサポートに社会全体で取り組む必要が高まると考えられます。 出典:PRTIMES
小谷みどりの著書
没イチ パートナーを亡くしてからの生き方
引用元:https://www.amazon.co.jp/
妻を、夫を亡くしたあなたへ――。
「逝ってしまった人の分まで人生を楽しむ」ススメとは?
夫を突然死で失った著者は、自らの境遇をバツイチならぬ「没イチ」と呼びます。
死別の喪失感は抱きつつも、せめて亡き人の分も楽しく生きようと提案します。
没イチゆえの人間関係や日常生活、さらに自身の終末期から死後まで――
知っておいて欲しい心得の数々を、
没イチ仲間の会「没イチ会」メンバーの体験談とともに一冊にしました。
一人になっても、人生は続いていく――。 出典:アマゾン
ひとり終活: 不安が消える万全の備え
引用元:https://www.amazon.co.jp/
若いときは気楽でいいと思っていたひとり暮らしも、年齢を重ねると心配事が増えてきます。「自宅で急に倒れたらどうしよう」「認知症になったらだれが面倒見てくれるのか」…。ただ悩むだけでは心配は解消しません。大切なのは、気がかりは何かを考え、それを解決する手段を知り、元気なうちに実行することです。本書は、ひとり暮らしの人が気にしている様々な問題を取り上げ、それに対処する手段を詳しく解説します。 出典:アマゾン
こういった本は、元気な配偶者がいる人には他人事のように感じたり、配偶者が亡くなったあとのことを必要以上に心配したりするかもしれません。けれど、実際、配偶者を亡くして、喪失感があったり、悩みがあったりする人にとっては大きな助けになることでしょう。
小谷みどりの講演
2020年の講演予定はまだ発表されていないようですが、立教セカンドステージで、講義を行っています。
立教セカンドステージ大学
〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1
Tel 03-3985-4672 Fax 03-5960-6460
E-mail rssc@ml.rikkyo.ac.jp
開室時間:月~金 9:00~17:00
本格的に学ぶのなら大学で講義を聴くのもいいかもしれませんね。