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ジョン・ルーリー、ライム病から画家へ。経歴、作品、展覧会を紹介。投影図法の絶妙な色合いのアート!

アメリカのサックス奏者、俳優のジョン・ルーリー(John Lurie)

1990年初頭に、ライム病を患い2000年からは画家としての活動を主に行っています。最近では安倍首相に痛烈なコメントをツイートしたことで、日本で話題になりました。

今回は、ジョン・ルーリーの画家としての活動に焦点をあてて以下のことを見ていきましょう。

  • ジョン・ルーリーのプロフィール、経歴
  • ライム病とは?
  • ジョン・ルーリーの作品
  • ジョン・ルーリーの2019年 日本での展覧会
  • ジョン・ルーリーは反日なのか
  • 作品の社会批判や、投影図法での絶妙な色合いについて
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ジョン・ルーリーのプロフィール、経歴

「john lurie」の画像検索結果

<引用元:twitter.com>

氏名:John Lurie

生年月日:1952年12月14日 2019年現在 66歳

出身地:アメリカ ミネソタ州ミネアポリス市

居住地:ニューヨーク

ルリー氏はミネアポリスで生まれましたが、すぐにルイジアナ州ニューオリンズに家族で移り、兄、弟、妹と一緒に育ちました。

高校時代はバスケットボールやバンド活動に熱中し、高校卒業後、ヒッチハイクでアメリカ横断をし、1974年、22歳の時ニューヨークに移ります。

1978年に「ラウジング・リザーズ」を結成し、1981年にアルバムを発表。

「フェイク・ジャズ」と称していたが、次第にルーリー氏に洗練された音楽になっていき、バンド活動は20年間続きました。

1980年から俳優としても活躍し、「ストレンジャー ザン パラダイス」「ダウン バイ ロウ」で映画主演を務めています。

1990年に入ると「ジョン・ルーリー・ナショナルオーケストラ」を結成し、ルーリー氏のサックス演奏者としての再評価に影響を与え、多くのミュージシャンの好評を得ています。

1994年にライム病を発症し、音楽活動は控え、画家としての活動を中心に2000年から各国で個展や展示会を開催しています。

ライム病とは

ライム病は、野鼠や小鳥などを保菌動物とし、野生のマダニ科マダニ属のダニによって媒介される人獣共通の細菌(スピロヘータ)による感染症である。1970年代以降、アメリカ北東部を中心に流行が続いている。症状として、筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱、悪寒、倦怠感などのインフルエンザ様症状を伴い、病原体が全身に拡がり、皮膚症状、神経症状、不整脈、眼症状、関節炎、筋肉炎など多彩な症状が現れる。  <出典: https://www.niid.go.jp/>

ライム病は森や草木の多いところで作業したりハイキングなどをしたりしている時に、ダニに刺されて感染する病気です。ルーリー氏は始めは慢性疲労と診断されましたが、そのうちに神経症も発するようになり、ライム病に罹っていることを知りました。ひんぱんにで発作的に起こるこの神経症のため、音楽活動を続けていくには非常に困難なため、1970年から始めていた絵画活動に移行したのでした。

ジョン・ルーリーの作品

鉛筆、水彩、パステル、油と様々なメディアで作品を作っていますので、気になる数点を紹介します。

<self portrait with lump>

< evolution can’t be right>

<bird humiliating milk bottle>

< the cave of the fossil goat>

< coyote>

出典:『John Lurie 』by koichi warari

2019年 日本での展覧会

jr<引用元:www.watariim.co.jp/>

ジョン・ルーリー展  Walk this way

ワタリウム美術館
〒150−0001 東京都渋谷区神宮前3−7−6
電話 03−3402−3001
offocial@watarium.co.jp

会期:2019 年4月 5日[金]− 7月 7 日[日]

2010年以降のルーリーの作品が満載で、より鮮やかになった色彩が、近年大半を暮らしているというカリブ海の日差しを感じさせます。

ジョン・ルーリーは反日なのか

ジョン・ルーリーの日本との主だった活動は、東京でのコム・デ・ギャルソンのファッションショーにモデルとして出演したり、坂本龍一のアルバム「ハートビート」に参加、個展も開いて、良好な感じがします。

しかし、ルーリー氏の作品には、日本批判をしているものもあり、最近では安倍首相への日本語でのツイートが話題になりました。

これは、トランプ政権に反対しているルーリー氏が、トランプ大統領にへつらう安倍首相を批判している、もしくは安倍首相自身を攻撃していると取られましたが、翻訳のミスで、「安倍首相が話している人物(トランプ)が、最もばかばかしい人だ」とも解釈されています。

ルーリー氏が日本を否定しているとは思えませんが、自国アメリカや他のアジアの国への政治や動向を容赦なく批判するのと同じように表現しているように感じます。

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投影図法での鮮やかな色彩が社会や人生への考察に導く

ジョン・ルーリー氏の画のモチーフは独特で、シンプルな構成、投影図的な技法、そしてタイトルは明白ではなく詩的です。

様々な美しいものや醜悪なものや事柄を、鮮やかな色彩を使い鑑賞者に、世界全体や個々の人生の見直しを求めているようです。

詩的でユニークなタイトルの受け取り方は、人それぞれが現在抱えている問題を、潜在意識から引き出し再考させますが、重苦しいネガティヴな暗闇に思考は陥ることをさせず、淡麗な色合いが感情を前向きに変化させます。

しかし、それは我々に、掴みどころのない、もしくは目的地が見えない行路に、風に乗せられて彷徨っているシンボルのような観念を与えるのではないでしょうか。

ジョン・ルーリーの作品は、現実の生活の記憶を残しながら、異次元へ誘い込む魅力がたっぷりと備わっているようです。

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