名脇役のベテラン俳優、津田寛治。
俳優業の熱意は凄く演技には、いつも高評価を受けていますが、絵画への知識も深く、自身でも作品を作っています。
本記事では、俳優、津田寛治の絵画作品の紹介や、絵を描くようになったきっかけや理由を調べてみました。
近々、個展の開催はあるのでしょうか?
津田寛治のプロフィール
氏名;津田寛治 (つだかんじ)
生年月日:1965/8/27
血液型:AB型
出身地:福井県
身長:173cm
体重:63kg
特技:水泳
デビュー年:1993年
代表作品:2002年 模倣犯 (映画)
2004年 イズ・エー (映画)
2005年 樹の海 (映画)
2006年 警視庁捜査一課9係 (テレビ朝日) 村瀬健吾役
主な出演作品
【テレビ】
西郷どん 特捜9 水戸黄門 ひよっこ 食の軍師 花燃ゆ
【映画】
名前 空飛ぶタイヤ ニワトリ★スター アウトレイジ最終章 シン・ゴジラ
俳優デビューは28歳ですから、遅いほうですよね。
なんでも喫茶店のトイレで、北野武を持ちぶせして、自分を売りこんだことから、デビューにつながったとか。
こういう熱意が、絵画からも伝わってくるんです。
津田寛治の絵画作品を紹介
独自の世界観で、優しさを感じさせる絵が多いです。
殆どは、下書きをせず、板に直接描きこんでいくやり方で、自分の思考や感情を塗り込んでいくやり方で、どちらかと言うと現代美術の手法のようですね。
津田の自宅にはこれまで描いた90枚程度の“津田コレクション”があります。
絵を描き終わった後の達成感はないそうで、描き終わった後は自分でいろいろな角度から眺めて次への反省を感じ、部屋の隅にしまうだけ。
人に見せるのが目的ではなく、自分の頭の中にあるイメージを具現化する作業として創作し、絵を通して自分の内面にあるものと対話するのが至福の時間だそうです。
今朝の『デザインあ』、今年公開の映画『名前』主演の津田寛治さんがデッサンしてた(再放送?)。
俳優として幅広い役を演じ、絵も上手。
この映画で主題歌を歌うタニケンさんも歌手であり、絵も上手い。道尾さんも小説家であり、ミュージシャンでもある。。
『名前』に関わってる人、多才過ぎ…。 pic.twitter.com/xhu4X6G5OD— おもいで書店 (@omoideshoten) 2017年1月12日
絵を描くきっかけや理由は?
物心をついた頃から絵が好きで、描いていたそうです。
特に漫画を描くのがすごく 好きで、将来漫画家になろうって思っていたようです。
父親の仕事柄、小さい紙がたくさんあって、それを、ホッチキスで束ねては漫画を描いて、自分でコミック本を作っているほど、好きだったとか。
小学校の高学年の頃に、美術の時間に油絵を描いて、絵画にも興味が湧いたそうです。
高校では、芸術学科で、絵を描いてましたが、なぜ映画を 見る方がすごく楽しくて、映画の道を行こうと思って俳優になることを決意したそうです。
しばらくは、俳優業に専念して、また絵を描くようになったきっかけは、母親の部屋があまりにも殺風景だったんで、せめて何か絵でも飾ろうと思って、また、描き出したのがきっかけと理由のようです。
マチスやゴッホが好き?
マチスやゴッホが、津田は好きなようで、作品を見てみると、その影響は大いに受けているようですね。
一番影響を受けたのはシャガールだそうです。
またゴッホにも、スキャンダラスな人生しか知らなかったけれど、自分の描きたい絵を模索している時、本屋で ゴッホの絵に出会い、彼の感性と実力に感動したとか。
エゴンシーレの後期の作品も好きだそうです。
ゴッホやエゴンシーレが死を強く意識しながらも、死ぬ間際になってまで、 絵筆を動かしていることが、人々に感動を与える強い印象を残す作品になることを感じ取ったと語っています。
絵は映画と違って、自分でやろうと思わないと描いたりしないじゃないですか。
でも映画は座っていればむこうから幻想を送り込んでくれるメディアですよね。
だからそこに甘えてたっていうところもあって、夢から覚めたくないという気持で、 映画の方に進んでいった、というのが僕の人生だったんですね。
でも、上京してやってみようと思った時に、映画も語りかけてくるばかりではなく、 こっちからいかないとやっぱりモノにはならない。
やっぱり自分から動き出すパワーが必要だなっていう意味では、 絵もやっぱり同じだなと思って。それでまた絵も描くようになったんですが。
大きく違ったのは、映画は総合芸術なんですよね、他の人もたくさん携わし、 100%を越える瞬間がものすごく多い、そこに引き込まれたというのはありますね。
出典:アートライフ
津田寛治にとって、絵を書くというのは、特別の意味をもつものなんですね。
津田の作品を見てみると、優しさの中に終わりのない強い意志が感じられるように思います。
津田寛治の個展は?
いまのところ個展開催の予定は発表されていません。
絵画は年老いてから本格的にやろうかなと思っています。絵を描くというのは相当しんどいというか、結構時間も取られますから、なかなか二足のわらじは難しいです。狭いアトリエの中で延々と向き合わなければならないというのは、ものすごい煮詰まる時は煮詰まるし、大変だし…。でもそれを乗り越えて完成させるという、その事象との戦う作業というのがあって…。だから本格的にやろうとしたら、相当腹をくくらなきゃいけないなと思います」 出典:ヘッドライン
今は俳優業に専念したいということですね。
「年老いてから」ということは、あと20年ぐらい個展は開催しないつもりでしょうか?
今すぐ、多くの津田寛治の作品を見れないのは、残念なことですが、気長に待っていることにしましょう。