食堂のおばちゃん作家として有名になった小説家 山口恵以子(やまぐち えいこ)。
山口恵以子の人生はどうやら波乱に満ちていて、今現在でも、独身とか?
本記事では、小説家、山口恵以子の経歴や家族を紹介します。
また現在は食堂をやめて母親の介護に専念しているのでしょうか?
山口恵以子の経歴
- 1958年生まれ
- 東京都江戸川区生まれ
- 早稲田大学文学部卒業
- 2007年、『邪険始末』で作家デビュー
- 2013年、『月下上海』で第20回松本清張賞受賞
少女のころは、漫画家を目指していたそうです。
早稲田大学卒業後は「漫画家になるための腰掛け」として、宝石会社に就職。
そして、漫画を描いて出版社に持ち込みますが、「ストーリーはオモシロいが、絵が下手」と言われて、断念したそうです。
腰掛けで就職した会社は、3年で倒産。
その後は、派遣会社に登録して、宝飾関係の職場で働くようになります。
その間に、松竹シナリオ研究所に入ってシナリオライターの勉強をされます。
働きながら、2時間ドラマの構想を描く、いわゆるプロットを多数制作して、テレビ局などでも仕事をしていたそうです。
ただ、40代半ばになって、テレビ局のプロデューサーが同い年だと気が付いて、「もう、脚本家としての芽は出ない」と悟って、小説家の道に行くことを決めたそうです。
44歳の時に、たまたま見た広告に、社員食堂の仕事が載っていました。
朝6時から11時の5時間労働で、時給1500円だったので、収入が安定するからと思って安易に転職します。
それから、毎日午前3時半に起きて、食堂の仕事が終わった後の時間とお休みの日を利用して執筆を始めます。
それが、松本清張賞を受賞した『月下上海』でした。
しかし、やっと小説家としてやっていけるようになると、更年期障害からくる、うつ病になやまされ、仕事がはかどりませんでした。
その後は、更年期も安定し、小説の印税が入って、食堂のおばちゃんはやめて、執筆に専念しているそうです。
山口恵以子の家族は?
現在、母親と兄がいます。
父親はすでに他界しました。
現在も独身で子供はいません。
60歳で独身というのは、寂しいのではないかと思いますが、お見合いはしてたそうで、それも43回、43敗だそうです、、、。
現在まで結婚という選択をしなかったことについては、「結局、私にどうしても結婚したいっていう欲求が無かったんですよ。どうしても結婚したいって思っている人は、結婚できるんですよ。あとは条件を飲めるかどうかだけじゃないですか。それははっきり自分で分かっているので結婚できるんです。」と語った。 出典:ニッポン放送
どうやら「結婚」にはあまり興味が無いようですね。
世の中には、1人で生きていける人もいるんですね。特に、芸術関係の仕事をしてる人って、生涯独身が多いですね。やっぱり、人生をいろいろ悟ってしまうのでしょうかね。
夫はいないけれど、可愛い猫ちゃんを2匹飼っているそうですよ。
名前は、乱暴者だけど、碧い眼が美しい白猫の「ボニー」とイタズラ好きな黒猫の「エラ」。
「風と共に去りぬ」の登場人物ですね。さすが小説家。文学的な名前を猫につけてますね。
山口恵以子の今現在は母親の介護?!
それでも夜中に何度も手を宙に差し出す仕草をする。
「そばに居るよ。大丈夫だよ」と言うと、私の手を握った。今日初めて、力の入った握り方だった。
明け方、ほんの少しだけイビキをかいた。その声を聞くと、わずかに安堵できる。母が苦痛を感じていないように、それだけを祈っている。— 山口恵以子 (@bonyandera) 2019年1月2日
山口恵以子の母親は介護が必要で、現在はSNSに介護の様子を細かく載せています。
母親は91歳で、山口恵以子は60歳。介護する方も年をとってきているので大変だと思います。
「子供の頃、おしめを替えてもらったりしたけど、今度は私が替えてあげる」という気持ちで介護しているそうです。
母親と二人三脚の生活を60年間続けてきた山口は、強い絆で結ばれた信頼関係があり、介護もあまり苦にはならないよう。
「介護は暗いイメージを持っている方が多い。高齢の母を介護している山口さんにそのイメージを払拭してほしい」という気持ちから介護についての体験談を語るエッセイ本もだしています。
山口の似顔絵イラストがそっくりですね。きっと母親の外見もこんな感じなんでしょうね。
山口恵以子の経歴、家族、今現在のまとめ
山口恵以子は、始めは漫画家、次は脚本家、そして小説家を目指し、55歳で、食堂のおばちゃんをしながら、世に認められる小説家となったのですね。
母親とは昔から仲がよく、今現在でも、執筆しながら明るく介護に取り組んでいるようです。
老人介護は誰の家庭にも起こる現実で、それをどう受け止めていくかでしょうから、山口恵以子のように前向きに考え、毎日のお世話をしていくのが一番ですね。
これからも、小説や介護の話で、私達の知識を増やしてもらえれば嬉しいですね。