誰もが知る日本の作詞家、松本 隆(まつもと たかし)。
松本隆が作詞したヒット曲は数知れず、私達の知っている名曲は、ほとんど彼の作詞といっても、過言ではないでしょう。
本記事では松本隆が作詞した松田聖子の曲にフォーカスして、曲の一覧と、歌詞に込められた意味や、男女の恋愛感情をみていきましょう。
松本隆が作詞した松田聖子の曲一覧
- 白い貝のブローチ (作曲:財津和夫)
- 白いパラソル (作曲:財津和夫)
- 花一色〜野菊のささやき〜 (作曲: 財津和夫)
- 風立ちぬ (作曲:大瀧詠一)
- Romance (作曲:平井夏美)
- 冬の妖精 (作曲:大瀧詠一)
- ガラスの入江 (作曲:大瀧詠一)
- 一千一秒物語 (作曲:大瀧詠一)
- いちご畑でつかまえて (作曲:大瀧詠一)
- 流星ナイト (作曲:財津和夫)
- 黄昏はオレンジ・ライム (作曲:鈴木茂)
- 雨のリゾート (作曲:杉真理)
- December Morning (作曲:財津和夫)
- 赤いスイートピー (作曲:呉田軽穂)
- 制服 (作曲:呉田軽穂)
- 渚のバルコニー (作曲:呉田軽穂)
- レモネードの夏 (作曲:呉田軽穂)
- P・R・E・S・E・N・T (作曲:来生たかお)
- パイナップル・アイランド (作曲:原田真二)
- ひまわりの丘 (作曲:来生たかお)
- LOVE SONG (作曲:財津和夫)
- ピンクのスクーター (作曲:原田真二)
- 水色の朝 (作曲:財津和夫)
- SUNSET BEACH (作曲:来生たかお)
- 小麦色のマーメイド (作曲:呉田軽穂)
- マドラス・チェックの恋人 (作曲:呉田軽穂)
- 野ばらのエチュード (作曲:財津和夫)
- 愛されたいの (作曲:財津和夫)
- 星空のドライブ (作曲:財津和夫)
- 四月のラブレター (作曲:大瀧詠一)
- 未来の花嫁 (作曲:財津和夫)
- モッキンバード (作曲:南佳孝)
- ブルージュの鐘 (作曲:細野晴臣)
- Rock’n’roll Good-bye (作曲:大瀧詠一)
- 電話でデート (作曲:南佳孝)
- 黄色いカーディガン (作曲:細野晴臣)
- 真冬の恋人たち (作曲:大村雅朗)
- Blue Christmas (作曲:財津和夫)
- ジングルベルも聞こえない (作曲:大村雅朗)
- 星のファンタジー (作曲:大村雅朗)
- HAPPY SUNDAY (作曲:財津和夫)
- 秘密の花園 (作曲:呉田軽穂)
- レンガの小径 (作曲:財津和夫)
- 天国のキッス (作曲:細野晴臣)
- わがままな片想い (作曲:細野晴臣)
- ピーチ・シャーベット (作曲:杉真理)
- マイアミ午前5時 (作曲:来生たかお)
- セイシェルの夕陽 (作曲:大村雅朗)
- ハートをRock (作曲:甲斐よしひろ)
- Bye-bye Playboy (作曲:財津和夫)
- 赤い靴のバレリーナ (作曲:甲斐よしひろ)
- メディテーション (作曲:上田知華)
- プルメリアの花 (作曲:細野晴臣)
- パシフィック (作曲:大村雅朗)
- ガラスの林檎 (作曲:細野晴臣)
- SWEET MEMORIES (作曲:大村雅朗)
- 瞳はダイアモンド (作曲:呉田軽穂)
- 蒼いフォトグラフ (作曲:呉田軽穂)
- WITH YOU (作曲:大村雅朗)
- BITTER SWEET LOLLIPOPS (作曲:大村雅朗)
- Canary (作曲:SEIKO)
- Private School (作曲:林哲司)
- Misty (作曲:井上鑑)
- LET’S BOYHUNT (作曲:林哲司)
- Wing (作曲:来生たかお)
- Party’s Queen (作曲:来生たかお)
- Silvery Moonlight (作曲:来生たかお)
- Rock’n Rouge (作曲:呉田軽穂)
- ボン・ボヤージュ (作曲:呉田軽穂)
- 時間の国のアリス (作曲:呉田軽穂)
- 夏服のイヴ (作曲:日野皓正)
- 真っ赤なロードスター (作曲:林哲司)
- ガラス靴の魔女 (作曲:南佳孝)
- いそしぎの島 (作曲:尾崎亜美)
- 密林少女 (作曲:林哲司)
- AQUARIUS (作曲:大村雅朗)
- 不思議な少年 (作曲:南佳孝)
- Sleeping Beauty (作曲:大村雅朗)
- ピンクのモーツァルト (作曲:細野晴臣)
- 硝子のプリズム (作曲:細野晴臣)
- ハートのイアリング (作曲:Holland Rose)
- スピード・ボート (作曲:財津和夫)
- とんがり屋根の花屋さん (作曲:SEIKO)
- マンハッタンでブレックファスト (作曲:大村雅朗)
- 薔薇とピストル (作曲:SEIKO)
- 今夜はソフィストケート (作曲:Holland Rose)
- そよ風のフェイント (作曲:矢野顕子)
- Dancing Cafe (作曲:杉真理)
- MAUI (作曲:NOBODY)
- 銀色のオートバイ (作曲:林哲司)
- Star (作曲:林哲司)
- Caribbean Wind (作曲:大村雅朗)
- Musical Life (作曲:大村雅朗)
- 螢の草原 (作曲:安藤まさひろ)
- 上海倶楽部 (作曲:南佳孝)
- ローラー・スケートをはいた猫 (作曲:亀井登志夫)
- チェルシー・ホテルのコーヒー・ハウス (作曲:宮城伸一郎)
- 時間旅行 (作曲:SEIKO)
- 白い夜 (作曲:来生たかお)
- マリオネットの涙 (作曲:久保田洋司)
- 雨のコニー・アイランド (作曲:大沢誉志幸)
- ローゼ・ワインより甘く (作曲:玉置浩二)
- 瑠璃色の地球 (作曲:平井夏美)
- Strawberry Time (作曲:土橋安騎夫)
- ベルベット・フラワー (作曲:三谷泰弘)
- 裏庭のガレージで抱きしめて (作曲:チャックムートン)
- Kimono Beat (作曲:小室哲哉)
- 妖しいニュアンス (作曲:大村雅朗)
- シェルブールは霧雨 (作曲:SEIKO)
- All Of You (作曲:辻畑鉄也)
- 雛菊の地平線 (作曲:大江千里)
- チャンスは2度ないのよ (作曲:広石武彦)
- ピンクの豹 (作曲:米米CLUB)
- LOVE (作曲:辻畑鉄也)
- Pearl-White Eve (作曲:大江千里)
- 凍った息 (作曲:大江千里)
- Please Don’t Go (作曲:南佳孝)
- 妖精たちのTea Party (作曲:鈴木康博)
- 恋したら… (作曲:辻畑鉄也)
- 雪のファンタジー (作曲:大村雅朗)
- Marrakech〜マラケッシュ〜 (作曲:Steve Kipner、Paul Bliss)
- No.1 (作曲:Paul Cooper、David Foster)
- Blue (作曲:Tom Keane、Michael Landau、David Foster)
- You Can’t Find Me (作曲:Jay Graydon、David Foster)
- 抱いて… (作曲:David Foster)
- 続・赤いスイートピー (作曲:Steve Kipner、Linda Thompson、David Foster)
- 四月は風の旅人 (作曲:John Dexter、David Foster)
- 林檎酒の日々 (作曲:David Foster)
- 哀しみのボート (作曲:大久保薫)
- 葡萄姫 (作曲:M Rie)
- 月のしずく (作曲:宮島りつ子)
- ペーパードライバー (作曲:千沢仁)
- 櫻の園 (作曲:大村雅朗)
- エメラルド海岸 (作曲:柴草玲)
- カモメの舞う岬 (作曲:島野聡)
- 心のキャッチボール (作曲:福士健太郎)
- 永遠のもっと果てまで (作曲:呉田軽穂)
- 惑星になりたい (作曲:呉田軽穂)
<出典:Wikipedia>
松田聖子の全曲と言っていいほど、松本隆の作詞なんですね。
作曲家も小室哲哉、細野晴臣、財津和夫などそうそうたるメンバーです。
特筆すべきは、ユーミンが呉田軽穂名義で作曲していることです。
「赤いスイートピー」「渚のバルコニー」「蒼いフォトグラフ」「Rock’n Rouge」……曲名を挙げればキリがないですが、松本 隆~呉田軽穂~松田聖子の組み合わせは最強のトライアングルといわれています。
松本隆が松田聖子をつくりあげた
松本が松田聖子に与えたのはまず、今も記憶に残るさまざまなストーリーの中のヒロインの姿だった。たとえば奥手なボーイフレンドにじれったさを感じながらも“あなたについてゆきたい”と誓う「赤いスイートピー」の女の子。別れの場面で雨に打たれながら“私はもっと強いはずよ”と自分に言い聞かせる「瞳はダイアモンド」の女性。卒業式の日、ずっと片想いしていた同級生に告白しないことを決め、“ただのクラスメイトだから”とつぶやく「制服」の女学生……松本は松田聖子をアイドルからアクトレスに昇華させた。彼女の中にある多種多様な女の表情を汲み取り、引き出し、演出することで、“主演・松田聖子”の名作ドラマを私たちに魅せてくれたのである。 出典:アンコール
松田聖子の曲にドラマがしっかりと入り込んでいたんですね。
松本隆が松田聖子のキャラを作り上げたと言っても、過言ではないでしょう。
松本隆の恋愛観が絶妙
ラブソングを書くうえで常日頃考えているのは、恋愛感情を男と女で分けるからわからなくなっちゃう、ということ。
男にも女々しいけれど可愛げのあるところがあるし、女にもやんちゃだったり男の子をからかうくらいわんぱくな少女がいたりするということを僕は表現したかった。いつも男が強くて女が下、という図式じゃつまらないじゃない。 出典:ゲンダイ
確かに、男は男らしく、女は女らしく、という歌詞じゃつまんないですよね。
女々しい彼でも、やっぱり好き、とか男勝りの彼女のそんなところがかわいい、とか、私達が味合う恋愛感情を盛り込んで、風景をつけているんですね。
松本隆の歌詞はフィクションであっても、日常生活の中にありそうなドラマをイメージできるところが、絶妙だと言えるでしょう。