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森下洋子【バレエ】の現在は?若い頃の経歴、夫や子供、家族も紹介。

日本で初めて国際的に活躍したプリマバレリーナ 森下洋子(もりした ようこ)さん。

70歳を過ぎても現役として舞台にたっておられ、バレエへの情熱を感じさせます。

ここでは、森下洋子さんのプロフィール、経歴、学歴、賞歴をふまえながら、若い頃と現在の活動を紹介します。

また、森下さんと結婚した夫や子供、両親、兄弟はどんな人なのでしょうか?

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森下洋子のプロフィール  経歴・学歴・賞歴

「森下洋子」の画像検索結果引用元:https://www.sankei.com/entertainments/news/

生年月日:1948年12月7日

出身地:広島県広島市江波

学歴:吉祥女子高等学校、松山バレエ団

森下さんとバレエとの出会いは3歳の頃です。当時体が弱く、医師から運動を勧められていて、家の前の幼稚園でバレエ教室が開かれていたので、通いだしました。そこは広島のバレエの草分け的な存在であった葉室潔の教室だったのも運命的です。

小学1年生の時、広島市公会堂で行われた橘バレヱ学校の生徒の公演を見て学びたいと、両親を説得します。夏休みや冬休みの期間中のみ一人で上京し橘へ通うようになります。

1960年の小学6年生の時に、バレエを一生の仕事にしたく本格的に上京。橘秋子氏に師事し、住み込みのバレエ漬け生活を始めました。

1970年に松山バレエ団「白毛女」を見て感動し、翌年、松山バレエ団に移籍。

1975年、27歳のとき、文化庁在外研究員として清水哲太郎とともにモナコ公国へ留学。マリカ・ベゾブラゾヴァに1年間師事。翌年、アメリカン・バレエ・シアターに招かれ、プリマとして世界デビューを果たします。

1981年、パリ国立オペラに日本人として初めて出演。毎日芸術賞受賞。モーリス・ベジャールが森下さんのために大作『ライト』を作成。

モーリス・ベジャール  1927〜2007

フランスのバレエの振付師。父親は哲学者のガストン・ベルジュ。本拠をスイス・ローザンヌに移し、ベジャール・バレエ・ローザンヌを創立。東洋の思想や日本文化への関心も高く、東京バレエ団に『仮名手本忠臣蔵』を基にした『ザ・カブキ』、三島由紀夫をテーマにした『M』などを振付けている。

「モーリス・ベジャール」の画像検索結果

左はモーリス・ベジャール・バレエ団所属 那須野圭右さん
引用元:https://ballet-japon.com/interview/

1985年、第1回服部智恵子賞受賞、日本芸術院賞を洋舞として初受賞。パリ・オペラ座で『るみ割り人形』全幕に主演、またヌレエフと共演した『ジゼル』の演技で、英国ローレンス・オリヴィエ賞を日本人で初受賞

1997年、女性最年少の文化功労者として表彰されました。

2001年、松山バレエ団団長を務め、2002年、日本芸術院会員。

2014年、ヴァルナ国際50週年記念として、清水哲太郎が振り付けた「鳥の歌」、翌年「眠れる森の美女」全幕公演。

2019年、中国で「ジゼル」を公演。

森下洋子の両親

森下洋子さんは、2人姉妹で、6歳下の妹がいます。

森下さんの父親は、若い頃ホッケーの選手でした。明治大学時代は「明治に森下あり」と言われるほどだったそうです。しかし、会社勤めのサラリーマンでしたので、洋子さんがバレエを学ぶために、広島から東京までの旅費などの費用を捻出するには無理がありました。

そこで、母親が「きっちんもりした」という洋食屋さんを、住まいの1階にオープンしました。評判はとても良く、地元カープだけでなく、巨人や大洋の野球選手が食事に来るほど、美味しかったそうです。

ご両親とも洋子さんが10歳で、「バレエを一生の仕事にしたい」といったときも、反対はしませんでした。「お金はだすけど、口はださない」の方針で、完全に娘のことを信じ切って応援してくれたのです。時代的にいって、子供の好きなことをさせるというのは、随分と進歩的な親御さんですね。しかし、それだからこそ、親子の絆は深まり、森下洋子さんは、世界的なプリマになるための厳しい努力を継続できたのでしょう。

森下洋子の結婚した夫と子供

清水哲太郎 (しみず てつたろう)1948−

引用元:https://twitter.com/changeheart3/status/

松山バレエ団総監督。1966年北京に留学し、1968年、松山バレエ団公演でデビュー。また、1974年には、文化庁研修員としてモナコ、ニューヨークに留学。松山バレエ団のソリストおよび演出家、振付師として活躍し、森下さんとペアで海外でも公演をしています。

お二人が結婚したのは1976年、28歳のとき。結婚式のあろ、新婚旅行にはいかず、すぐに2人とも舞台に上がっています。二人の関係は夫婦というより同志だと語っていました。

お二人の間には子供はいません。この素晴らしい才能の持ち主の遺伝子を受け継ぐ人がいないのは、少しさびしい気がします。

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森下洋子の現在の活動

-0才児からの“さくら祭り”公演― スプリング・ファミリー・フェスティバル

公演日:3月22日2010年

会場:赤坂区民センター

曲目・演目:『オリンピア・オリンピア・オリンピア』 白鳥の湖より 他

松山バレエ団5月公演

公演日:5月3日〜5月4日 2020年

会場:Bunkamura オーチャードホール

演目:新『白鳥の湖』全幕

詳細は https://eplus.jp/sf/detail/0157020001 を御覧ください。

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  1. オリーブ より:

    娘もバレエを習っていましたがやはりお金が掛かるもので長女もいたのでトゥーシューズを頂きましたが断念させてしまいました。今でも後悔しています。親として努力が足りなかったのです。森下洋子さんの本も沢山読みました。懐かしさがあります。御身体にお気をつけ益々の御活躍をお祈り致します。

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