Contemporary Art

マウリッツオ・カテラン、バナナの他にもジョーク作品が満載!価格、経歴や展覧会は?

2019年12月、米フロリダ州マイアミビーチで、現代美術展「アートバーゼル」に出展されていた作品のバナナをパフォーマンスアーティストの男性が食べてしまったことで大きな話題をよんだイタリアの現代美術家 マウリッツオ・カテラン

 このバナナは「コメディアン」と名付けられた作品で、フランス人の収集家が約1300万円で購入していたのにも関わらず、パフォーマンスとして米人アーティストが食べてしまったんですね。

この騒動でカテランは、サザビーズで刻まれたバンクシーの「風船と少女」を変えたとも言われました。

ここでは、マウリッツオ・カテランのプロフィール、学歴、経歴、展覧会、そしてユーモアに満ちた作品や価格をみていきましょう。

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マウリッツオ・カテランのプロフィール  学歴・経歴

Maurizio Cattelan: Gli artisti devono essere disposti a rischiare tutto per  la loro idea - l'Espresso引用元:https://espresso.repubblica.it/plus/articoli/2019/05/20/

生年月日:1960年9月21日

出身地:イタリア パドヴァ

学歴:正式な美術教育は受けていません

カテランは、掃除婦である母親とトラック運転手である父親のもとに生まれました。両親とも経験なカソリック信者であったそうです。

高校を落第した事情などで、中退して様々な仕事をします。しかし、自分の時間をもちたいと考え始め、20代前半で、イタリアのフォルリで木製家具を設計および製造する仕事に就いています。これがアートに対する興味の始まりで、芸術の学びはアートカタログからでした。

1990年から、彫刻とコンセプチュアルアートに転向し、ユーモアのセンスとアートと現実の区別を曖昧にする作品で高評価を獲得します。

芸術界と社会一般に対する彼の風刺的な批評で多くの論争を引き起こしたにもかかわらず、ほとんどの場合、作品鑑賞者と彼の芸術仲間の称賛を浴びています。「道化」や「ジョーク」が芸術に成り得ることを証明し成功したアーティスト。ジェフ・クーンズやダミアン・ハーストと並び称される、世界的に注目を集めるコンテンポラリーアーティストの第一人者です。

マウリッツオ・カテランの作品と値段

米フロリダ州マイアミビーチの現代美術展「アートバーゼル」に出展された作品でタイトルは「コメディアン」。

展示会の壁に普通のガムテープで、スーパーで売ってるバナナを貼りつけただけ!この作品は約1300万円でフランス人の収集家が購入予定でした。そこへ、ハングリーアーティストと称する米人男性が食べてしまいました。

これはカテランのパフォーマンスの一環だと推測されます。食べられてしまったあとも、また普通のバナナが壁に貼り付けられました。

この騒ぎのあとは、SNSでガムテープで貼られた様々な物が投稿され、世界中で盛り上がりました。

Maurizio Cattelan's golden toilet, once offered to Donald Trump, is on its  way to the UK | The Art Newspaper引用元:https://www.theartnewspaper.com/news/

2016年制作の「アメリカ」。

タイトルからしてもう危険な香りがプンプンしています。ちゃんとトイレとして機能するものであり、グッゲンハイム美術館に展示されていました。その後グッゲンハイム美術館は、ゴッホの絵を貸す代わりに、ホワイトハウスに設置したらどうかとトランプ大統領に提案したそうです。トランプ大統領夫妻が、私室で使用した可能性もあるとか。このトイレは約1億円の価格がついています。

現在、イギリスのウッドストックにあるブレナム宮殿で見られます。

FRAME | Maurizio Cattelan at Fondation Beyeler

Bidibidobidiboo、マウリツィオカテラン、1996年、Flickr引用元:https://www.thecollector.com/maurizio-cattelan/

カテランの作品は動物の剥製を使うことも多く、このたぐいの風刺作品は、ダミアン・ハーストのように動物愛護団体から非難の声もあがっています。

ラノナオラ、マウリツィオカテラン、1999年ラノナオラ 1999年  引用元:https://www.thecollector.com/maurizio-cattelan/

一番の物議を醸し出した作品です。隕石(流星)によって打ち倒された教皇ヨハネパウロ2世の等身大の肖像。教皇十字を握りしめ、粉々になったガラスの床の前で苦しみながら揺れています。この作品の解釈は複数ありますが、多数意見としてはカトリック教会の衰退を示唆しているとのこと。

 

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マウリッツオ・カテラン のベッドタイム・ストーリー

引用元:https://www.newmuseum.org/pages/view/bedtime-stories

ニューヨークのニュー・ミュージアムのサイトでは、カテランが始めた「BedtimeStories」を紹介しています。

友人や他のアーティスト、パフォーマーを招待して、孤立した日々の中で一緒にいる方法として「ベッドタイム・ストーリー」を考案しました。内容は、既存の小説やエッセイ、自分の書いたものを読む人もいます。即興演奏や雑談的なものもあり、ひとりで部屋にいても誰かとつながっているような感覚を覚えます。カテランも言っているように、アートというより今のこの時期のコミュニケーションの手段の一つとして行われていました。

https://www.newmuseum.org/pages/view/bedtime-stories

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