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バンクシー 英国EU離脱の風刺作品のまとめ。なぜ反対するのか?

イギリスの覆面アーティスト バンクシーが新作をSNSで公開しました。

今回もまたイギリスのEU離脱を風刺したものです。

本記事では、これまでのバンクシーのEU離脱風刺作品を求めて紹介します。

またなぜバンクシーはEU離脱に反対なのでしょうか?

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ネズミが空港ゲートの鍵を壊す   Archway salvaged from Heathrow Airport

 
 
 
 
 
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. Archway salvaged from Heathrow Airport.

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2019年6月。

ネズミが壊そうとしている鍵は、ロンドンにある空港の到着ゲートのシャッターに付いたもの。

バンクシーが描いたこの新作、シャッターには「立ち入り禁止」を示す「KEEP OUT」と書かれていると思いきや、最後の「T」の文字が抜けていて、ネズミが持っているハンマーはその「T」の文字。

この作品は、EU(ヨーロッパ連合)から来た人が空港に入れるよう奮闘するネズミを描いたものとされ、イギリスのEU離脱に反対のメッセージが込められている。 出典:https://headlines.yahoo.co.jp/

今回のネズミは、港区にかかれていたような可愛い姿ではなく、怒りの満ちた強面で描かれています。

EU離脱反対はの「怒り」を表しているのでしょうか?暴動などが起こりそうな不吉な予感さえ感じます。

チンパンジーの英国議会 Devolved Parliament

 
 
 
 
 
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. Devolved Parliament I made this ten years ago. Bristol museum have just put it back on display to mark Brexit day. . “Laugh now, but one day no-one will be in charge.”

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2019年3月。

英下院の議場とそっくりな場所に、与野党議員の代わりに無数のチンパンジーが描かれている。下院ではメイ首相の離脱合意案が繰り返し否決されて手続きが滞り、離脱日が延期される大きな要因となった。

 絵画は英南西部ブリストルの美術館で、28日から一般向けに展示されている。バンクシーはインスタグラムに「(本来の)EU離脱日を記念して美術館が展示した」と投稿した。 出典:https://www.sankei.com/

『Devolved Parliament』はバンクシーがキャンバスに描いたものとしては最大です。

ブリストル市立博物館・美術館で2009年に開催された展覧会「Banksy versus Bristol Museum」で展示された作品の一つで、2019年3月にその10周年を記念し、インスタに投稿したものです。

これは、英国のEU離脱期限が2019年3月29日だったことと、展覧会がこの離脱期限の前日だった3月28日から始まっていたことも掛け合わせています。

EUの欧州旗の星を壊す作業員

 
 
 
 
 
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Dover, England.

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2017年5月。

バンクシーの新しい壁画は、はしごに乗った作業員の男性がのみを手に、欧州旗に描かれた金色の星のうちの1つを削り落とす姿を描いている。英仏フェリーの出航地でもある英港湾都市ドーバーで、フランス大統領選挙の決選投票が行われた7日午前に披露された。

EU離脱を決めた英国は、これからEUとの間で交渉を控える。フランス大統領選挙ではEU残留派のエマニュエル・マクロン氏が決選投票を制し、フランスがEUを離脱する「フレグジット」は免れる見通しとなった。 出典:https://www.cnn.co.jp/

作業員が削り取っているの星は、イギリスを意味したものだと捉えられています。

一夜のうちに出現したこの壁画は、EU離脱の国民投票に対するバンクシーからの最初のコメントとなります。

また、5月7日に制作されたことから、同日に行われたフランス大統領選へ向けたものとも見られています。

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バンクシーは何故EU離脱の反対なのか

英国でEU離脱に反対している人たちは若い層(35歳以下)が多いと言われています。

そもそも経済状況が悪いわけではなく、経済成長率が落ちているだけなのですから、他のEU加盟国を行き来できるメリットを考えると、EUに残ったほうがいいと希望している若者層が残留派となっていると分析されています。

入出国の手続きが必要、関税がかかる、大手企業の撤退による経済の衰退などデメリットのほうが多いように感じますが、バンクシーが一番憂慮しているのは、移民難民の受け入れ体制が変わるということではないでしょうか?

UKは移民難民にとって他の国と比べるとかなり条件がよく暮らしていけます。

労働許可証は6ヶ月以上の滞在で得ることができ、IDカード制度もないため、国籍を問われることはあまりありません。

この移民難民の社会保障はUKの税金から支払われているわけですから、UK市民としては自分たちの保証に力を入れて欲しい、と不満なわけです。

EUを離脱すれば自国の判断で移民難民の受け入れ基準が作れるので、賛成派にとっては大きなメリットです。

しかし、今までも作品で社会風刺を多くしているバンクシーは、この恵まれない環境にある移民難民の可能性を断ち切るのは許せないのではないでしょうか。

権力を嘲笑し、富裕層のみが利益をあげていく社会を揶揄するバンクシーは、ここでも、誰でもが幸せな生活をおくる権利があり、それを断ち切ってしまうような制度は廃止すべきだと、作品で主張しているかのようです。

またバンクシーはこのEU離脱について「そのうち誰も責任をとらなくなる」というコメントも残していますから、この先のヨーロッパ全体の混乱を危惧しているようです。

この先のEU離脱問題は、まだまだ不透明ですが、バンクシーがまた作品で意思表示をしてくれることを期待しています。

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