農学博士の矢澤一良(やざわ かずなが)先生が推奨するのは予防医学。
生活習慣病は、悪くなった病気を治すよりも、病気になる時期を遅らせる「予防医学」が大事であるとおっしゃっています。
矢澤一良先生のプロフィール、経歴、学歴、活動、著書を紹介します。
どうやら「おやつ」も尺生活のは重要な役割を果たし、健康にいいようです。
矢澤一良のプロフィール 経歴・学歴・賞歴
引用元:http://www.hfd-project.jp/professor.html
生年:1948年
学歴:京都大学工学部化学科 卒
略歴
1972年 京都大学・工学部・工業化学科 卒業
1973年 (株)ヤクルト本社・中央研究所入社、微生物生態研究室勤務1986年 (財)相模中央化学研究所入所(主席研究員)
2002年4月 東京海洋大学大学院水産学研究科
ヘルスフード科学 寄附講座 客員教授
2012年4月 東京海洋大学 特定事業
「食の安全と機能(ヘルスフード科学)に関する研究」プロジェクト
(特任教授)
2014年4月 早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構
規範科学総合研究所 ヘルスフード科学部門 教授
2019年4月 早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構
規範科学総合研究所 ヘルスフード科学部門(部門長)
主な研究テーマ
- 予防医学的食品・医薬品素材
- 機能性成分の時間栄養学・時間運動学
- 天然物の生理活性成分の探索と薬理学
- 微生物の新しい機能の探索
受賞歴
- 1994年 日本脂質栄養学会より学会賞「ランズ産業技術賞」
- 2006年 マリンバイオテクノロジー学会より学会賞「岡見賞」
出典:ヘルスフード科学
矢澤先生がヘルスフードに興味を持ったきっかけは、大学時代に乳酸菌を研究していて、食の安全と機能を人の健康に役立てられないか、と考えたことだそうです。ヤクルトに研究員として入社し、とうじはまだ一般的ではなかった「予防医学」に着目し、それ以来ライフワークとして研究を続けています。
ヘルスフード科学とは
ヘルスフードとは、予防医学的機能、QOL(Quality of Life)改善機能など、健康と美の維持・増進を有する食品と定義しています。例えば青魚に含まれるDHAなどがあげられます。このヘルスフードを治療としてではなく、予防医学として取り入れ、病気にかかりにくい健康な身体を形成する研究です。
おやつは食べたほうがいい?「機能性おやつ」とは?
「機能性おやつ」とは、三度の食事で完璧に必要な栄養が摂れるわけではないので、おやつでその欠けた栄養を補いましょう、ということです。
この「機能性おやつ」は性別、年齢、健康状態によって変わってきます。自分の食生活をしっかり把握して、今の自分に必要な栄養がはいっているおやつを食べるのがベストです。
食生活の管理をしなければならないというと、「おやつ」は随分難しく、面倒くさいものに感じてしまうかも知れませんが、おやつを食べるのに、それほどきちんと考えてしまわなくても良いようです。
「おやつ」を食べるときは誰でも嬉しい気持ちになりますよね。おいしそうなおやつは、見て楽しめるし、いい匂いを嗅いだり、食べているときは食感や噛んでいるときの音も楽しめます。
この五感が自然と働いてしまうのはリラクゼーションとして、血流をよくし、免疫機能ががあがり、心理的効果にもいい影響を与えます。緊張や不安からくるストレスを軽減させ、安眠にも導いてくれるというので、食べたいおやつをほどよく食べるのも、健康維持に繋がります。チョコレートなどは、幸福感や快感を感じることができる脳内物質も含まれていますから、まさに心理的効果は抜群ですね。
矢澤先生は、おやつを摂るということは、悪いことではなく、むしろ健康を維持するためには必要なものだと語っています。
矢澤一良の著書
海藻ぬるぬるダ イエット
とろろ昆布、もずく、めかぶが脂肪分をカット。おいしくやせられる満腹ダイエットレシピ55品掲載。 出典:アマゾン
マリンビタミンで奇跡の若返り
アンチエイジング効果が、科学的に実証!
マリンビタミンとは、文字通り“海由来のビタミン”という意味です。
栄養学でいうビタミンに限定せず、「ビタミンのように生理活性の高い、海由来のあらゆる有効成分」を対象とします。
地球上のおよそ7割を占める海は、いわば天然のクスリ箱。
若さと美しさ、健康の三つに大きな効果を発揮する“特効薬”が揃っています。
ぷるぷる肌には「海のコラーゲン」、美肌・美白にはサケの「アスタキサンチン」、
認知症予防に青魚の「DHA・EPA」、ひざの痛みには「グルコサミン&コンドロイチン」、
スタミナにはカツオの「海洋アンセリン」、ダイエットには、モズク・ワカメ・コンブ「海藻フコイダン」、
血液サラサラには深海ザメの肝油「スクワレン」、その他、食でとれるマリンビタミンも紹介します。 出典:アマゾン
機能性おやつ
貧血予防にはにんじんマフィン、肌をきれいにするグリーンスムージー、脳の働きをよくするベジバーガーなど身近な食材でつくるおやつを紹介。 出典:アマゾン
ぜひ一度は試食してみたい食べ物ばかりです。
矢澤先生は近年、ウナギの卵をサプリメントにする研究開発に取り組んでいらっしゃるそうです。どんな効果的なサプリが開発されるか楽しみです。