恋愛

平安時代の恋愛事情 お風呂に入らなくて大丈夫?

平安時代と言えば、すぐに思い出されるのが、「清少納言」と「紫式部」。古文の授業で読みましたね。「枕草子」は平安貴族の生活がよく分かるし、「源氏物語」は平安時代の恋愛小説決定版です。

物語の中では、雅なイメージが強い平安時代ですが、実際の生活での恋愛事情ってどんなものだったのでしょうか?現代人として面白く見ていきたいと思います。

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♥「ガラス」ではなく「御簾」越しの恋

好きな人がいても、声をかけられなくて、見つめているだけ、、、。どこの誰だかわからないけど、あの人のことが好きになってしまったの、、。

「ガラス越しの恋」って切ないですね。平安時代の男性は、この「ガラス越しの恋」から、まずは恋愛を始めなければならなかったようです。当時「ガラス」はなかったので、「御簾」越しってことになりますが、、。

平安時代の貴族の女性は家族、親戚以外の男性とは、顔を見せる事はできず、他の人とは、御簾越しに話をしました。御簾越しだと、ぼんやりシルエットが見える程度ですよね。そこで、男性はそのぼんやり外見から、アプローチするかどうかを決めます。アプローチしたいと思ったら、徹底的にその女性をリサーチします。

♥太ってなきゃ美人じゃない

あー、またリバウンドしちゃった。どーして?昨日はチョコ1個しか食べてないのに。これじゃ、いつまでたっても彼氏できないよ〜。

ダイエットは当たり前で、体重の増減に一喜一憂してしまう私達ですが、平安時代の女性は、太っていたほうが、美人だったそうです。ちょっと、羨ましいです、、、。

絵巻物をみても、下膨れのふっくらした女性が描かれていますよね。食料が充分でなかったこの時代で、太っているのは裕福な証拠だからです。また、髪が長くツヤツヤなのも決め手です。栄養がいきわたっていれば、髪もキューティクルいっぱいで、ツルツルになって、伸びも早いですね。美人であるという噂をたててもらうために、特注のカツラを被る女性もいたほどです。美人であるというのは、やはり、恋の重要ポイントです。

♥歌って歌って告白

夜とともに 行くかたもなき心かな 恋は道なきものにぞありける  藤原顕季

「夜になると私の心は行く場所がなくないます。恋の道というものはないのでしょうか。」という意味の和歌です。

男性はゲットしたい女性には、和歌をばんばん送ってアプローチしました。もう、内容は、褒めて褒めて褒めちぎったり、会えなくって切なーい、という意味のものが、受けが良かったそうです。女性から返歌がくれば、脈アリです。これを数回繰り返えせば、夜這いの準備完了です。しかし、和歌のやりとりをしている間は、男性も女性の品位や教養を見ていますので、女性は要注意です。恋のかけひきはいつの時代もありますね。

♥お風呂は年に2〜3回、それでXXして大丈夫?

フフフ、今夜は若様が我が家にお越しになる日だわ。
イケメンだって噂だし楽しみ~。
あ、いらしたようだわ。
若様は、御簾をあげて私に近づき、愛の口づけを、、、、。

うわっ! くっせー!!
お香と体臭のまったりとしたブレンドが耐えられない!!

平安時代の貴族は生活を占いで決めていることが多く、お風呂も習慣でなく、吉という日のみ、蒸し風呂に入っていたそうです。庶民は水浴びをしていましたが、水浴びは「禊」にあたるもので、殆ど神事のときしか貴族はしませんでした。ですから年に数回しか、体を洗うということをしませんでした。

それで、お香を焚いた着物を身に着けていたのですが、お香だけで、体臭が完全にごまかされるわけではないし、なんせ、垢だらけであったでしょう。そんな体で、平気でXXは、怖いですよね。すぐ病気になっちゃいそう。

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♥恋は不潔を超えられるか?

平安京は不衛生都市と呼ばれていて、お風呂の習慣もないし、トイレもポータブルでした。食料も充分供給されてない理由もあって、平均寿命は30前後。現代の寿命の半分以下ですね。脚気や肺炎が主な死因ですが、疫病がでれば、あっという間に広がって人口は半分に減ってしまうこともあったそうです。

社会全体が、衛生面に弱かったのであれば、当時垢まみれで、お香をブンブン匂わせるのは普通のことだったでしょうし、30歳ぐらいで死んでしまうのであれば、恋愛はバンバンしていったほうが、いいでしょうね。

「命短し、恋せよ 貴族!」と言ったところでしょうか?

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