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加藤泉の経歴と作品。アトリエや個展も紹介!彫刻は奇妙な生命体?

アニミズムのようなモチーフで絵画や彫刻を制作している現代美術家の加藤泉(かとう いずみ)氏。

魔法にかかったような表情の人型の形態は不思議な魅力をもち、世界中で開催される展示会を通して、革新的な芸術家として注目を浴びています。

加藤泉氏のプロフィール、経歴、学歴、賞歴、作品を紹介します。

またアトリエやバンド活動、日本で作品を見られる個展も見ていきましょう。

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加藤泉のプロフィール 経歴・学歴・賞歴

「加藤泉」の画像検索結果引用元:https://www.museum.or.jp/modules/

生年:1969年  2019年現在 50歳

出身地:島根県

学歴:武蔵野美術大学造形学部油絵学科 卒

加藤氏は出雲大社のある島根県出身なのでアニミズム信仰は身近であり、全ての自然物に神が宿っているという信仰がすんなり受け入れられたそうです。実家の近所には古墳がたくさんあり、遊び場だったとか。

大学卒業後、油絵の胎児のような作品で注目を集め、2000年からは彫刻、立体作品も手掛け、ドイツ、イタリア、アメリカなどの海外の展覧会にも出品。

加藤氏の制作した『無題2004』を英語圏の鑑賞者が衝撃を受けて、「SCP-173」の設定を考え、「SCP_Foundation」を産み出すきっかけとなりました。加藤氏自身は、『無題2004』がSCPのキャラクターとして認知される事を望んでいません。

「無題 2004 scp」の画像検索結果無題2004 引用元:https://tr.twipple.jp/

2007年、第52回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際展示会に招待され、世界的に知名度が上がり、2016年からは、パリのリトグラフ工房「Idem Paris」で自由に制作活動が行える数少ないアーティストのひとりに選ばれ、リトグラフの制作にも取り組んでいます。

リトグラフ工房「Idem Paris」

1881年にリトグラフのプレス機を設置するために誕生した印刷工房で、1930年代からは地図専門の印刷工房、70年代後半以降は「ムルロー工房」という名でシャガール、ピカソ、マチスなどの巨匠のリトグラフを数多く制作してきた。リトグラフでは、作家がすべてをコントロールすることはでず、絵を描いたら熟練の職人に委ね、プレス機が作品を完成させる。高い技術を持つ彼らと協働することによってアーティストの思いを込めて作品に仕上げられることが、長年の人気なのかもしれない。

「パリのリトグラフ工房「Idem Paris」とは」の画像検索結果引用元:https://takenagaeri.com/

パブリック・コレクション

  • 日本
    原美術館
    東京都現代美術館
    神奈川県鎌倉現代美術館
    大阪国立美術館
    日本国立近代美術館
    岡崎市美術博物館
    S-HOUSEミュージアム
    タグチアートコレクション
    高橋コレクション
    高松市美術館
    豊田市美術館
    ヴァンジ彫刻庭園美術館
    21世紀美術館
  • 海外
    フランクス・サス・コレクション イギリス
    龍美術館 中国
    ピゴッツィコレクション スイス

加藤泉のアトリエとバンド活動

加藤氏は以前は、相模原市にある共同アトリエ「STUDIO カタクリコ」で制作されていたようですが、今は都内にアトリエがあるようです。

趣味で「THE TETORAPOTZ」という覆面ロックバンドを結成。革製の覆面は加藤氏の作品でドラム担当し作詞作曲も行っています。「THE TETORAPOTZ 」は、アーティスト5名で結成されたバンドで、主に、美術館などアートと交わることのできる場所で活動を展開しています。

加藤泉の作品

加藤氏の作品をいくつかご紹介します。

「izumi kato」の画像検索結果引用元:https://www.artsy.net/artist/

「izumi kato」の画像検索結果引用元:http://moussemagazine.it/

「izumi kato」の画像検索結果引用元:https://news.artnet.com

「izumi kato」の画像検索結果引用元:https://www.timeout.com/

「izumi kato」の画像検索結果引用元:https://onarto.com/art-event/

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「izumi kato」の画像検索結果引用元:http://moussemagazine.it/

加藤泉の2019年 日本での展覧会・個展

加藤泉の個展は、群馬・ハラ ミュージアム アーク(7月13日〜2020年1月13日)と原美術館(8月10日~2020年1月13日)で同時開催されています。

加藤泉 – LIKE A ROLLING SNOWBALL

「加藤泉 – LIKE A ROLLING SNOWBALL」の画像検索結果会場:ハラ ミュージアム アーク
   住所:〒377-0027 群馬県渋川市金井 2855-1
   tel:0279-24-6585 

会期:2019年7月13日[土]-2020年1月13日[月・祝]

初期作品から未発表作品を含む 145 点が展示。加藤泉氏の25年間の活動が一気にみることができます。
また、代表的な⼤型の⽊彫作品を中⼼に、ソフトビニールや⽯を ⽤いた⼤⼩様々な彫刻作品の共演が予定されているようです。
原田マハさんとの対談やバスツアーもあるようで、加藤氏を深く知る良い機会になりそうです。

会場:原美術館住所
   〒140-0001 東京都品川区北品川 4-7-25
   tel:03-3445-0651

会期:2019 年 8 ⽉ 10 ⽇- 2020 年 1 ⽉ 13 ⽇

加藤泉氏の最新作69点を展示。新たな試みの⼤判のファブリックを⽤いたインスタレーションが鑑賞できます。展⽰ケースを使った空間構成も見どころです。講演会も11月に予定しています。

詳細はHara Museumを御覧ください。

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加藤泉のモチーフ「生命体」とは何か

加藤氏の手掛ける原始的な生命体とは一体何なのでしょう。

異形からは、地球に存在していない宇宙生物のようにも見えるし、胎児のようにも見えます。また、伝統的社会を営むアフリカンやサウスアメリカンのようなイメージも湧いてきます。

鑑賞者は加藤氏の作品から、まず「快」ではない衝撃を受けとりながらも、神秘性を感じるでしょう。この不思議な生命体から発せられる鼓動は、生きるものの根源を私達の脳に呼びおこさせます。そうしていくうちにこの不快であった生命体が、なぜか愛らしくも思えて微笑んでしまっているのです。

視覚で捉えられないけれど、実在している切り離せない生を、別空間で感じさせてくれる加藤泉氏の作品を、ゆっくりと味わってみたいものです。

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