嫌で嫌で仕方ない気分になった時。
やらなきゃいけないのに、嫌でできない。
今、これをしないと後で困るとわかっているけど、できない。
だって、とっても嫌だから。
でも、やらないでいるのも凄く嫌。
過去の嫌なことを思い出して、たまらなく嫌になる。
過去のことだから、今は違うとわかっているのに胸が締め付けられる。
そんなことを思い出してしまう自分も嫌。
もうどうしていいか、わからなくなりますよね。
そんな時、嫌で嫌で仕方ない気持ちに襲われた時、嫌な気分から逃れられる対処法を試してみましょう。
嫌になるには理由がある
嫌な気分になると凄く落ち込みます。
その嫌な気持ちになるのは必ず原因や理由があります。
幼少期での両親の接し方、学校、職場の人間関係、過去の失敗など心の奥を深く探っていくことで、どうして自分が嫌な気持ちになるのかが判明します。
しかし、これには長い時間を掛けてひとつひとつ紐解いていかなくてはならず、最終的には人間の本能の求める安心感や安定感に繋がります。
心の余裕が少しあれば、時間を作ってゆっくり考えていくのもいいでしょうが、それができない状態のときもあります。
居ても立ってもいられない嫌さを感じてる時は、どうすることもできないのです。
嫌な気分を認める
原因や理由がわからない、自分は直しようがない劣悪な気分が襲ってきたら、まず、自分が嫌な気分になってることを、自分に認めてあげてください。
どうして嫌なのか、なぜそう感じるのか、どうしたら嫌な気分から逃れられるのか、は考えないでください。
人のせいにしたり、自分を責めたりする必要はありません。
ただ、嫌な気分になっている自分がいる、ということだけ認めてください。決してこの気分を味わっている自分自身をジャッジしないでくださいね。
嫌な気分になっている自分が悪いとか、嫌な気分でもいい、とかも考えないで、シンプルに「ああ、今自分は物凄く嫌な気分になってる」と感じるだけです。
横になって深呼吸をする
横になって腹式呼吸を3分間続けてみてください。
嫌で仕方ない時は、能が興奮状態になっていますから、落ち着くのはなかなか難しいものです。
ですが、ちょっと頑張って、横になってゆっくり深呼吸してみてください。瞑想やマインドフルネスのように集中したり雑念を払わなくてもいいんです。ただ、ベッドやソファに寝転んで、深呼吸を続けるだけ。嫌な考えや思い出が浮かんできてもそのまま深呼吸をしていてください。
ラッキーならばそのまま眠りにつけますし、眠気に襲われなくても、かなり嫌な度合いは薄らぐはずです。
動く
もし、横になっても、嫌な気持ちから逃れられずベッドから起きてしまったら、動きましょう。
近所を散歩するのもいいし、ドライヴもオーケーです。あてもなく歩くのもいいし、知っている所へ行くのもいいでしょう。
女性の場合はお出かけのときに身なりが整わないと出かけられない、とおもっているかもしれませんが、今はそれどころではないことを知ってください。普段着で思い切ってでかけてしまいましょう。
ただブラブラするだけでいいのです。嫌なことを思い出しながらでも構いません。お天気が良くなくてもでかけてみてください。
しかし、凄く嫌な気分の原因が、愛する人を失った場合だと、出かけるのはますますつらくなるでしょう。その人との思い出で、どこのでかけ先もいっぱいだからです。とても、出かける気持ちにはならないのもよくわかります。
その時は、家の中をぐるぐる歩いてみてください。これもただ歩くだけです。身体的に支障がなければ、軽くジャンプを1分間ほどしてみてください。
現在の思考や感情を切り替えるのは、上書き思考や行為がかなり有効なので、なにか違うことをするのがいいのですが、一番実行しやすいのが「動く」ということです。目的を持たず、あまり頭も働かせず、ただ違う行為をするのに、「とにかく動く」ということは比較的楽にできる行動です。
解決する時が来る
あなたが今、嫌で嫌で仕方がなく、どうすることもできない感情をもっているのなら、この「嫌な気持ちを認める」「横になって深呼吸する」「動く」という対処法を試してみてはいかがでしょうか。
この3つを続けていって、嫌で嫌で仕方ない気持ちになる回数が少なくならない場合は、根本的なストレスの原因を取り除くか、嫌なことを忘れるぐらい新しいなにかに集中するのが、解決策だと思います。
解決方法は、人にはそれぞれ、その人に合ったタイミングと共に見つかります。ですから、嫌な気持ちがなくなる日も必ず訪れます。
その日がくるのを信じて、少しでもあなたがリラックスできるのを心から祈っています。