コンテンポラリー

廣瀬智央の経歴・作品・展覧会を紹介。日常の小さきもので世界を表現。

イタリア ミラノと東京を拠点として活動する現代美術家の廣瀬智央(ひろせ さとし)さん。

視覚だけでなく、五感を刺激する作品で注目を集め、世界の民族や文化の違いと共通点を追求しています。日常の素材、豆、パスタ、果物などを使用し、詩的な表現で私達の生活の問題提起をしているようにも感じます。

ここでは、廣瀬智央さんのプロフィール、学歴、経歴、受賞歴、作品、展覧会を紹介します。

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廣瀬智央のプロフィール  学歴・経歴・賞歴

Satoshi Hirose. L'intervista - art a part of cult(ure)引用元:https://www.artapartofculture.net/2013/08/01/satoshi-hirose-lintervista/

生年:1963年

出身地:東京都

学歴:多摩美術大学、イタリア ミラノBrera Academy of Fine Arts

廣瀬さんは多摩美術大学を卒業し、2年後にイタリア政府の奨学金を受け、ブレラ美術アカデミーで研究を続けます。

1997年には大量のレモンを用いて嗅覚を刺激する作品『レモンプロジェクト03』で注目を集め、視覚以外の感覚に訴える作品や、世界の国の文化の差異や共通点を提示してきています。

2008年には、ニューヨークの文化庁の海外プログラムの研修生として参加。

作品は、建築、環境への介入、パフォーマンス、彫刻、写真、ドローイングなど、さまざまな媒体や手法を取り入れています。彼のプロジェクトは長い時間をかけ、何年にもわたって実行されることもあります。最も有名なインスタレーションの1つであるアイランド:9年間の存在(2002-11)は、廣瀬さんが約10年間にわたって収集したボトルキャップから構成されています。

作品で使われている素材は、レモン、チョコレート、スパイス、紙、お金、布、塩、豆など、それ自体は目立たないのですが、歴史、文化、衰退と発展についてのメインシンボルでもあります。彼の芸術は「小さな断片を再配置することによって、ユニークな美的コードや態度を創る芸術」と評価されています。

受賞歴

  • 2010/11年 日米基金フェローシップ
  • 2007/08年 文化庁、日本政府によるリーアーチプログラム助成
  • 1996/97年 Pola Art Foundationによる研究プログラムの助成
  • 1991/92年 イタリア政府によるフェローシップ

廣瀬智央の作品

引用元:https://www.artapartofculture.net/2013/08/01/satoshi-hirose-lintervista/

引用元:https://www.artapartofculture.net/2013/08/01/satoshi-hirose-lintervista/Satoshi Hirose. Heteronym | Wall Street International Magazine引用元:https://wsimag.com/art/16265-satoshi-hirose-heteronym-themoon.com/

HIROSE Satoshi : The Earth is Blue Like a Lemon|Exhibition|Arts Maebashi引用元:http://www.artsmaebashi.jp/en/?p=3521.com/en/artists/satoshi-hirose/

Satoshi Hirose | Untitled (Blue drawing) (2011) | Artsy引用元:https://www.artsy.net/artwork/satoshi-hirose-untitled-blue-drawing

http://tomiokoyamagallery.com/artists/satoshi-hirose/

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廣瀬智央の展覧会

⼤丸有SDGs ACT5×東京ビエンナーレ2020/2021

丸の内と有楽町に巨大作品が登場。「⼤丸有SDGs ACT5×東京ビエンナーレ ...引用元:https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/22552

有楽町会場で、8月21日(金)から10月25日(日)まで新有楽町ビル1階に廣瀬智央氏の「フォレストボール」を展示。

直径2.5メートルの球体の作品は、森のように⼈⼯植物(造花)によって覆われており、“⼈⼯”でできた“⾃然”というふたつの相反するものが、球体という地球や宇宙を想起させるかたちをつくる。「両義性」をコンセプトにしたこの作品で、廣瀬は“⼈⼯”や“⾃然”という概念を改めて問い直し、意味を転倒させることで新たな想像が広がることを狙う。  出典:美術手帖

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