環境

中林一樹【首都大学東京】の経歴・学歴・活動。都市防災計画のきっかけは?

防災・減災活動をなさっている首都大学東京・東京都立大学名誉教授の中林一樹(なかばやし いつき)先生。

東日本大震災では、一般社団法人『南三陸福興まちづくり機構』副代表として地域住民、行政とともに、復興に取り組んでいらっしゃいます。

ここでは、中林一樹先生のプロフィール、経歴、学歴、活動、防災研究のきっかけなどを紹介します。

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中林一樹のプロフィール  経歴・学歴

「中林一樹」の画像検索結果"引用元:https://www.meiji.net/life/

生年月日:1947年10月22日

出身地:福井県

学歴:東京都立大学大学院修了後、同地理学科、都市研究センター
明治大学政治経済学研究科(危機管理研究センター)特任教授。工学博士。首都大学東京・東京都立大学名誉教

専門分野:都市防災学、災害復興学、都市計画学

平時のまちづくりを通して、如何に災害に強いまちづくりを進めるのか、地域を継続し、災害から如何に復興するのか、をテーマに、近年は、東京都と連携して「都市復興図上訓練」および、練馬区、葛飾区、豊島区、八王子市などで「震災復興まちづくり訓練」の手法開発と実践指導、区市の「震災復興マニュアル」の策定支援など、「事前復興」の実践的研究を進めている  出典:シブヤ大学

中林一樹先生が防災研究を始めたきっかけは?

1976年10月26日に山形県酒田市で発生した大火(酒田大火)で、火災鎮圧の24時間後の酒田を視察したことが、防災のための研究を始めるきっかけとなったそうです。

駅に降り立った時の異様な匂い、まだ瓦屋根の下には真っ赤な梁がくすぶっていて、ムッとする状況。その衝撃は、どんなに住みやすい街でも、美しい街でも、一晩でガレキとなるような都市ではだめだろう、との思いを掻き立て、都市防災と災害復興の研究に取り組み始めた。  出典:TEAM防災ジャパン

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都市防災計画研究

日本では近い将来、南海トラフの巨大地震・首都直下地震といった、東日本大震災を超える規模の巨大災害に見舞われることが予想されています。災害にしばしば見舞われる日本は、災害とともに生きていく都市、建築をつくってきました。技術的な観点だけでなく、歴史的・文化的視点もふまえ、巨大災害をどのように乗り越えるのかについて考えたいと思います。具体的な研究テーマは以下の通りです。1)災害から地域をどのように再建するのか、災害にどのように備えるのか、2)災害は都市・建築にどのような影響をあたえてきた・いるのか、3)災害時の仮設建築、都市空間をデザインする。
 また、将来の大・巨大地震時の都市域の揺れを予測する技術の研究も行っています。都市の広がる平野や盆地に特有の厚く軟らかい堆積層地盤による応答や、大・巨大地震の震源像を研究し、将来の地震の揺れの予測に役立てています。 出典:京都大学防災研究所

中林先生は、被害軽減のためや、災害対応のための総合的な対策、災害後の震災復興計画を準備し、まちづくりを展開しています。自然災害の発生は避けられないものの、こうした町に住み、住民の防災意識と知識を高めれば、いたずらに不安になることが少なくなると思います。

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