ガラス工芸家の高橋禎彦(たかはし よしひこ)さん。
常に新しい形を追求しながらも、芸術性のみにとらわれずに器としての魅力にも溢れる作品は世界的に知られ愛されています。
ここでは、高橋禎彦さんの作品やプロフィール、展覧会、個展を紹介します。
高橋禎彦のプロフィール 経歴・学歴
世界的に著名なガラス作家でアーティストの高橋禎彦さんは、実用品をつくる宙吹きガラス職人「タカハシヨシヒコ」というもう一つの顔も持っています。ワインがうんとおいしくなる大きなコップを中心にいろいろなうつわを並べます。#生活のたのしみ展 https://t.co/5qymnMgUGC pic.twitter.com/EL7zkP2Bjw
— ほぼ日刊イトイ新聞 (@1101complus) March 4, 2017
生年:1958年
出身地:東京都
学歴:多摩美術大学美術学部デザイン科立体デザイン専攻卒業
多摩美術大学教授、卯辰山工芸工房非常勤講師
高橋さんは、大学を卒業後、ドイツにあるグラスハウスアムヴァサートゥルムエ房でアシスタントをします。ここで、ガラス作家のウード・エーデルマン氏に師事。このころから高橋さんの作品は飛ぶように売れていました。
帰国後、1985年に神奈川県相模原市に工房を開設。
宙吹きの第一人者として、前衛的な作品から一般家庭で使えるグラスを、高い技術力と表現力で、常に制作し続けています。
作品は、透明感のある柔らかなフォルムが特徴です。
主な作品収納先に、ラインバッハ市立グラスミュ−ジアム 、コ−ニング美術館 、東京国立近代美術館、下関市立美術館 、横浜美術館 などがあります。
出典:https://www.1101.com/store/takahashi_yoshihiko/2016-04-26.html
高橋禎彦の作品
高橋さんのサイトで数々のユニークで優美な作品を見ることができます。
高橋禎彦の個展・展覧会
高橋禎彦 playtime
会期:2021年3月6日(土)~2021年6月22日(火)
会場:富山市ガラス美術館3階 展示室3
https://toyama-glass-art-museum.jp/
溶けたガラスを扱うホットワークによる作品は、制作のなかで感じるガラスの粘性や動きを生かして作られています。柔らかなフォルムや滑らかな表面は、溶けたガラスの重みや遠心力といった、素材に加わる原理的な力をコントロールしながら、無駄のない動作によって形作られます。ガラスの反応と対話するなかで、遊ぶように素材に働きかける高橋の作品はどこか謎めいた姿をもち、その感触について見るものの想像を促します。
本展では、今回新たに制作された作品を中心に、高橋の近年の活動をご紹介します。コラージュのように異なるパーツが組み合わされた「謎」や、生きることと向き合うなかで生まれた「置いてきたもの」といった作品から、高橋の作品がもつ魅力に迫ります。 出典:https://www.agara.co.jp/article/106942
美術館では約10年ぶりぐらいの個展で、トークや公開制作もあるようです。
この他にも2021年はギャラリーなどでも作品が拝見できますので、http://www.yorange.org/ を御覧ください。
高橋禎彦のグラスがあったなら
ガラス作家である高橋禎彦さんのグラスたち。ガラスなのになんだか優しくて柔らかい感じがするのはどうしてだろう。 pic.twitter.com/znLALBnK2y
— 松原耕二 (@matsubarakoji) July 19, 2015
高橋さんの作品を所有するとしたら、前衛的なものを自分の書斎に置くよりも、いくつかのグラスを実際に使ってみたいと感じます。
いかにも唇に柔らかくフィットしそうなリムと、もちやすそうな全体のフォルム。これらのグラスにお気に入りのワインは勿論のこと、普段飲みのお酒でもかなり美味しく感じられ、優雅な夜のひとときを感じられるのではないでしょうか。友人や家族と一緒のひとときや、一人で過ごす休日に、人生の豊かさと暖かさを与えてくれそうです。
お酒のみならず、朝食のフレッシュジュースは朝日の煌めきと共に、爽やか度がアップしそうですし、午後のクリームソーダにも夢を見せてくれそうで、実に魅力的なグラスたちです。