クリスマス・イヴにプレゼントを持ってきてくれるサンタクロース。
でも、子供だけがプレゼントをもらえるなんて、少し不公平ではないでしょうか。
そこで、サンタは大人にもプレゼントを配ることにしたのですが、、、。
サンタクロースの誤算
サンタクロースはふと思った。
毎年、子供たちにプレゼントをあげるが、「子供」とは何歳までなのだろうか?
サンタを信じる純粋な子供心があれば、誰にでもプレゼントをあげてよいのではないか?
しかし、すべての大人にプレゼントをあげるのは、伝統を大幅に変えるのでちと、まずい。
そこで、美味しい手作りクッキーを焼いた大人25人に限定することにした。
これを聞いた世界中の大人は大喜び!
クッキーさえ焼けば、高級車でもヨットでも豪邸でも、何でも欲しい物が手に入るのだ。
大人たちはクリスマスを目指して、毎日サンタの大好きな甘いクッキーを焼き、試食する。
なんとかしてサンタに気に入られるクッキーを作るのだ。もう会社で働いている時間なんてない。
クリスマス・イヴの夜、サンタクロースは星降る空をトナカイのソリを駆け巡る。
見下ろすと、どの街でもブヨブヨと太ったニートの大人たちが沢山うごめいていた。
クリスマス 世界のちょっと違う祝い方
スペイン クリスマスの丸太
クリスマスツリーではありません。「クリスマスの丸太」は、スペインでクリスマスを祝う上で欠かせない伝統です。Tio de Nadalと呼ばれるこの丸太は、顔と小さな手足がくっついた丸太で、クリスマスプレゼントを運んできてくれるのだそう。この可愛い丸太は、ギフトを運ぶだけではありません。人々は夜になると、Tio de Nadalにディナーを与え、暖かい毛布に包み寝床を与えます。何ともかわいらしい!と思いますよね?この可愛らしさはクリスマスイブの夜に豹変します。人々はTio de Nadalを使ってプレゼントの箱を叩き(箱の中身が現れるまで、丸太で箱を叩くのです)、終いには燃え盛る暖炉にTio de Nadalは放り込まれてしまいます。 出典:イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社
ウクライナ クリスマスのクモ
ハロウィンのようですが、クリスマス・スパイダーなるものがウクライナには存在します。ウクライナではクモの巣が幸せを運んでくれるという言い伝えがあり、クリスマスツリーのデコレーションにも使われています(もちろん本物の巣ではありませんよ)。その昔、クリスマスツリーの飾りを買うことができない貧しい女性がいました。次の日の朝起きると、クリスマスツリーはクモの巣に覆われており、朝日が当たるとキラキラと輝いて見えたことから、この伝統は始まりました。ポーランドやドイツは、クリスマスツリーにクモがいたり、クモの巣が張られているとラッキーだと言われているそうです。出典:イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社
スロバキア クリスマス・プディング
クリスマス・プディングは、甘く滑らかな触感で、スロバキアのクリスマスには欠かせないデザート。スロバキアとウクライナの一部地方では、プディングは食べるだけではなく、占いにも使われます。一家で最も年上の男性が、プディングをスプーンですくいます。そして、すくったプディングを天井めがけて投げつけるのです!天井に残ったプディングが多ければ多いほどラッキーなのだとか。出典:イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社
アイスランド クリスマス・モンスター
サンタやプレゼントなど楽しい事ばかりではありません。アイスランドでは12月の1か月間は、1年の締めくくりだからせめてお行儀よく過ごしましょう!という意味が込められている1か月間です。”クリスマス・ポリス”の一つが “Jólakötturinn”という、アイスランドのネコなのだそうです。ネコと聞いて可愛らしいイメージを浮かべた方、実はこのネコ、とんでもなく恐ろしく、子供を食べてしまうと言われています。対象となるのは、家のお手伝いをしなかったり、お行儀の悪い子供たちだそうです。出典:イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社