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藤牧義夫の作品・展覧会・経歴は?失踪した理由は何だったのか?

昭和初期の1910年代末から30年代にかけて起こった、創作版画運動における最も独創的な版画家 藤牧義夫(ふじまき よしお)。

全長60メートル、4巻にわたる『隅田川絵巻』が代表作品で、独自の視点から光と影の構成をし、自身の版画様式を確立しています。

ここでは、藤牧義夫のプロフィール、経歴、学歴、作品や展覧会を紹介します。

24歳の若さで、突然失踪し、今でも行方不明ですが、失踪して理由は何だったのでしょうか。

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藤牧義夫のプロフィール 経歴・学歴・賞歴

生年月日:1911年1月19日

失踪日:1935年9月2日

出身地:群馬県館林市

給油所 引用元:https://yfujimaki.exblog.jp/7941302/

参考:ウィキペディア

藤牧義夫の作品

赤陽  引用元:https://yfujimaki.exblog.jp/7941302/

都会風景  引用元:https://yfujimaki.exblog.jp/

「新版画」第4月号の表紙  引用元:https://yfujimaki.exblog.jp/

城沼の冬  引用元:https://yfujimaki.exblog.jp/

  引用元:https://yfujimaki.exblog.jp/

観衆  引用元:https://yfujimaki.exblog.jp/隅田川両岸絵巻 部分  引用元:http://atelier-umi.cocolog-nifty.com/

藤牧義夫はなぜ失踪したのか

藤牧義夫は、小野忠雄を訪ねた後、行方が知れなくなりました。

事故にあったのか、自ら命をたったのか、それとも誰も知らない土地で隠棲生活をしていたのかは、未だはっきりわかっていません。

藤牧は、すでに結核を病んでいたので、当時の不治の病を苦にしていたことでしょう。そして、父も信仰していた日蓮宗教団・国柱会の熱心な信者でもあったので、宗教的な問題があったのかもしれません。または、実は『新版画』では、自分の創作版画を十分に表現できなかったのでは、とも考えられます。芸術家の心境は捉えきれませんが、藤牧に、厭世的な闇が巣食っていたと感じるのは、憶測にすぎないのでしょうか。

藤牧義夫の失踪についての小野からの話や当日の様子など

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藤牧義夫の展覧会、美術館

2012年に、「藤牧義夫展 モダン都市の光と影」が神奈川県立美術館で開催されました。

東京国立近代美術館で、「赤陽」「朝霧」「やまやま」「鉄の橋」など多くの版画を見ることができます。

参考:

http://mmag.pref.gunma.jp/collection/honken/fujimaki_tsuki.htm https://yfujimaki.exblog.jp/i9/ http://www.moma.pref.kanagawa.jp/storage/jp/museum/exhibitions/2011/fujimaki/ https://anatema.hatenablog.com/entry/20180209

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