ルーマニアの元オリンピック体操選手 ナディア・エレーナ・コマネチ。
1976年に行われたモントリオールオリンピックで3個の金メダルを獲得し、体操競技選手としてオリンピックの舞台で初めて10点満点を獲得しました。当時たった14歳でこの偉業を達成したコマネチは「白い妖精」と呼ばれ、日本でも大人気になりました。(ビート・たけしの「コマネチ!」など)
ここでは、ナディア・コマネチの現在58歳の活動、愛人、そして結婚した夫や子供について見ていきましょう。
コマネチの愛人 大統領の次男 ニク・チャウシェスク
ルーマニアの独裁者チャウシェスクの次男 ニク・チャウシェスクと無理矢理の愛人関係だったと報道されています。これが、コマネチをアメリカに亡命させたひとつの原因だと言われています。
すでに世界的な体操選手であったコマネチはチャウシェスク政権のもとで厚遇されてはいましたが、命令には決して逆らえない状態であったようです。
ニクは父親の後継者であり、秘密警察の幹部でした。国費を私的なパーティやギャンブル、食事に使用し大変な浪費家であり、革命軍に逮捕されたときは愛人と逃げるところだったそうです。
ニクは、20年の懲役刑を宣告され、肝硬変のため1992年に解放され、4年後にはウィーンの病院で死去しました。
コマネチの夫 バード・コナー
1996年4月27日、ルーマニアのブカレストの正教会で、体操選手のバート・コナーと結婚。(34歳のとき)コマネチがコナーのオクラホマにある体操教室を手伝ったことから、付き合いが始まったそうです。
独立したルーマニアでの結婚式では、政府は彼女を国民的英雄として歓迎しました。式はルーマニア全土で生中継され、夫婦のレセプションは元大統領宮殿で開催され、路上には一万人の人が集まりました。
コマネチの子供 ディラン
二人の間に息子のディランが2006年に生まれました。やはり息子もpリンピックを目指している体操選手です。実に愛情深く育てているようで、コマネチは「自分は過保護の母親だ」といっていますが、同時に自分の母親がとても大事に育ててくれたことを思い出し、感謝しているようです。
コマネチの現在の活動
コマネチは現在、ルーマニア体操連盟の名誉会長、ルーマニアオリンピック委員会の名誉会長、ルーマニアのスポーツ大使、国際体操連盟財団のメンバーを務めています。夫のコナーと体操選手養成学校やスポーツ用品店も経営しています。
また、睡眠、運動、ボトックス注射によって美しさと健康を維持しています。彼女は、ボトックスのメーカーであるAllerganの広報担当者でもあります。運動は、毎日30分間の筋トレと20分間の有酸素運動。それに軽いストレッチをおこなっています。
日常生活を楽しみ、両親に会うために家族で数ヶ月に一回はルーマニアに旅行し、将来は月に行きたい、と語っていました。