フリーランスでテレビ番組のディレクターをして、今はブックカフェ「6次元」の運営と作家として活動しているナカムラクニオさん。
ブックカフェ「6次元」という興味深い名前に惹かれ、場所やイベントを調べてみました。
またナカムラクニオさんの経歴、学歴や著書なども紹介します。
ナカムラクニオのプロフィール 経歴・学歴
氏名:中村邦夫 (ナカムラ クニオ)
生年:1971年 2019年現在 48歳
出身地:東京都目黒区
学歴:日比谷高校、日本大学 卒
高校時代から美術活動を始め、横尾忠則の目にとまり17歳で初個展し、多くの公募展など受賞しました。また、西麻布にあった現代美術館 ペンローズインスティテュートのスタッフをしながら世界を巡り美術書を収集、移動販売をしていたそうです。
大学卒業後はフジテレビ制作会社に入社し「ASAYAN」「開運!なんでも鑑定団」、「地球街道」などを手掛け、37歳の時に独立し、フリーランスになりました。NHKワールドTVなどで国内外の旅番組や、日本の文化を伝える国際番組を担当し、2008年、ブックカフェ「6次元」を設立。
現在、「6次元」オーナーとして年間200回を超える美術、本、旅などのイベントの企画、運営、執筆活動と、さまざまな仕事に取り組んでいます。
ブックカフェ「6次元」の場所
住所:〒167-0043東京都杉並区上荻1-10-3 2F
電話: 03-3393-3539
ウェブサイト: http://www.6jigen.com
ジャズバーの跡地をリノベーションしたブックカフェで、村上春樹関連本を執筆するナカムラクニオさんが店主を務めているだけあり、村上春樹ファンにとって「聖地」と呼ばれている場所だそうです。
名前の由来は、第1次産業:自然の恩恵を利用した産業(農林業、漁業、鉱業など)、第2次産業:第1次産業で生産した原材料を加工する産業(麦からパンを作るなど)、第3次産業:第1次にも第2次にも入らない『形に残らない』サービス業。この3つを連携させ、足すと1+2+3=6、もしくは掛けて1×2×3=6になるので、6次産業で、次元時に言えば6次元ということになるそうです。
6次元を認識できると、宇宙と同じようにビックバンで生まれたすべての世界を移動できるようになるといいますから、このブックカフェで体験できそうな感じがしますね。
ブックカフェ 6次元のイベント
6次元で開催する少人数のイベントも非常に人気が高いです。
2019年9月以降のイベントは
金継ぎ短期集中講座
9/8[日]
①11:00~14:00
②15:00~18:00
9/14[土]
①11:00~14:00
②15:00~18:00
9/15[日]
①11:00~14:00
②15:00~18:00
器の美術史、うつわ用語の基礎知識、材料の選び方、金継ぎ実習などを行い、この講習で使用するのはかぶれない「新うるし」で、簡易的な方法で器を直すようです。
詳細は Rokujigen Newsを御覧ください。
ナカムラクニオの新書
5年前からいろいろな美術館で、相関図を使ったトークを続けてたらついに一冊の本ができました。それが『チャートで読み解く美術史入門』です。何でも続けてると、山になる。本日発売。 pic.twitter.com/P67undfBid
— ナカムラクニオ(6次元) (@6jigen) August 28, 2019
チャートで読み解く美術史入門
画家の人脈や系譜などを、相関図(チャート)を作って解説することです。チャートを用いることで画家同士の師弟関係や交友関係、ライバル関係までが見えてきて、より広く深く理解できて、新たな興味が広がります。
本書は著者が作成したチャートによって、画家の名前や作品、人脈について簡単かつ総合的に知ることができる、これまでになかった美術入門書です。「画家の成分分析」などには著者独自の新たな見解が含まれています。西洋美術と日本美術の2章構成で、美術史上最大の芸術運動であるルネサンス、日本人からも人気が高い印象派絵画、さらに日本が世界に誇る浮世絵を軸に、美術史の流れをチャートで紐解きます。著者自身による要点を押さえたイラストも、本書の見どころです。 出典:アマゾン
美術に造詣が深く技術的にも素晴らしいナカムラさんのこの本は、今までの退屈な美術史本とは違い、かなり楽しく読めそうです。