フランスのパリにある世界的なノートルダム大聖堂で現地時間4月15日午後7時ごろ、火災が発生し、教会の尖塔、屋根などが燃え落ちるなどの大きな被害が出ました。
原因はまだ確定していませんが、改修工事が行われていた足場付近から出火したのではないか、と言われています。
この火災の中、かけがえのない多くの美術品が失われている可能性が高いのでですが、「茨の冠」と「チュニック」は無事に救出されたと報道が入っています。
この「茨の冠」と「チュニック」の他にも救出された美術品はあるのでしょうか?
いばらの冠
ノートルダム大聖堂でもっとも重要とされるものの一つに、祭壇の上におかれた聖遺物の「いばらの冠」があります。
「いばらの冠」はイエス・キリストの聖遺物とされ、ゴルゴタの丘で十字架刑に処されたイエスが頭に被せられたものだと伝えられています。
聖王ルイのチュニック
ノートルダムの最重要な聖遺物に、キリストの茨冠と並んで、聖王ルイのチュニックがあることを知る。こちらも無事だったそう。 pic.twitter.com/LdZyKrD8JS
— まりて@🐰🐯 (@Mariethe95) 2019年4月16日
ルイ9世(在位1226年ー1270年)は非常に信仰が厚く聖王ともヤバれています。第7回十字軍を起こし、捕虜になりながらも聖地に渡り、第8回の十字軍遠征中で亡くなっています。
チュニックは当時、膝丈ぐらいで腰のあたりでベルトを締める衣服であり、発祥は古代ローマにまで遡ります。
このチュニックをルイ9世が十字軍遠征の時も着用していたとされ、「いはらの冠」と同様、最重要聖遺物となっています。
12人の使徒と4人の福音伝道者
修復工事のためすでに先週、取り除かれて無事でした。
しかし、この取り除く作業が今回の尖塔の火事の原因にもなったのではないかと疑念が湧いています。
ノートルダムの鐘
小説、映画でお馴染みの『ノートルダムの鐘』。
正式な発表はまだですが、2つある鐘は両方共無事てあると伝わっています。
ステンドグラス
ノートルダム大聖堂の火災大規模、聖遺物は無事とはいえ、これが未来永劫失われたのだと考えると… pic.twitter.com/umHJPlzgNB
— フロー (@flow0204_alisys) 2019年4月16日
1260年に制作された「バラの窓」。2枚は無事であり大きな損傷はないと報告が入っています。
オルガン
メインのオルガンは消失してないとの報告ですが、消化のための水のダメージがひどく、修復が必要だということです。
救出された美術品、聖遺物、秘宝は?
<引用元:https://metro.co.uk/>
墓にも救出されたノートルダム大聖堂にある聖遺物、美術品、秘宝は、パリのシティホールに保管されています。
詳細が分かり次第追記いたします。
<参考:www.slate.com>