イタリアファッションブランド老舗、グッチGUCCIが、タールルネックのセーターを、人種差別の批判を受け、販売を中止しました。
この発売中止になったセーターはどんなものなのか画像でみていきましょう。
また、どうしてこのセーターが黒人差別と批判されるのでしょうか?
どうらや、このタールルネックを着ると、あるキャラに似てるみたいだからだそうですよ。
グッチGUCCIへの海外の批判コメント
- かわいいじゃない
- ええ~!これ、グッチ?グッチなの?こんなデザイン、グッチが作るなんて信じられない!
- こういう差別はゆるせないな。
- グッチが謝罪してるけど、本気じゃないよな。すぐ「知らなかった」って謝ればいいよ思ってんだよ。
- もう、もってるグッチのバッグ、捨てちゃおうかな。うんざり。
- 俺なんでいつも、グッチのセーターじゃないけどおんなじような格好で出勤してるぜ。寒いんだもん。
- 銀行強盗みたいだね。
- 可愛いじゃん!
- 顔が隠せて、化粧しなくても外にでられるから便利よ。
- 色が違えばよかったのかも。
- 黒人はいつでも差別をうけるんだ!
- GUCCIはこういう不気味なタイプは他にもだしてるよ。
いろいろ意見がありましたが、「差別である」というものと「意識しすぎ」というコメントが半々でした。
では、どんなセーターなのか、みていきましょう。
グッチの発売中止になったセーター
この目の下まで覆う黒のタートルネックのウールのセーターに、開けている口の部分に真っ赤な縁取り。
可愛いというか銀行強盗スタイルというか、、。
発売当時のお値段は、約8万9千円!良いお値段ですね。
発売中止担ったセーターに似てるものは?
グッチはこの発売を中止したセーターと似たようなデザインのものもあるんです。
覆面レスラーとしか思えないようなデザインですが、やはり口の周りは彩られていますよね。
なぜ、覆面レスラー系マスクは良くって、このセーターのデザインはダメなんでしょうか?
グッチのセーターが黒人差別であるという理由
このセーターを着ると、差別的とみなされる黒い肌と赤い唇のキャラの「ゴリウォーグ」に似ているとの指摘が上がったからです。
「ゴリヴォーグ」とは、19世紀末にイギリスの児童文学者が考案したキャラクターです。
始めはぬいぐるみ様のキャラクターとして絵本に描かれていました。現在でもおもちゃ屋で販売されています。
子ども向け玩具(人形)に用いられ、欧米やオーストラリアで知名度は高かったのですが、漆黒の肌と白い目、大きな唇に縮毛が特徴で、アメリカでは反黒人勢力による風刺画に度々描かれてきたからです。
このキャラクターは、人種差別の議論が今でも続いていて、人形の商品名は、ゴリー(Golly)やゴリー・ドール(golly doll)などと名称を変えて、現在は売られています。
可愛らしいキャラで、グッチのこのセーターに似ているいえば似ていますよね。
「黒人差別」という点からみえば、このキャラに似たデザインは、「差別」で受け取られてしまっても仕方ないでしょう。
最近のイタリアブランドの差別的な騒動
最近では、イタリアブランドが差別的なCMやデザインをしたと、批判が続いています。
昨年、プラダは、マンハッタンの店頭に展示されているいくつかの商品がブラックフェイスのイメージを描いていると見なされたため、商品を取り下げました。
Thanks to #blackface @Prada, now you can take #sambo home with you for the holidays #StopRacism #StopBlackface #StopPrada pic.twitter.com/5t2cvosLIF
— Chinyere Ezie (@lawyergrrl) 2018年12月13日
黒い顔と大きな赤い唇を持つ猿のような人物を描いたいくつかの商品が「反黒人差別や人種差別の報告が増えている時代に、このような露骨な人種差別主義者の展示品やプラダの商品はひどいことです」と、批判を浴びました。
「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)」の、中国人が箸でピザを食べるCMに、やはり人種差別との非難が殺到し、不買運動にまで発展しました。