「ロジカルシンキング」というと、難しく理屈っぽいイメージですが、これをコミュニケーションの手法に適用するのが、効果的であると提唱している照屋華子(てるや はなこ)さん。
著書「ロジカルシンキング」がベストセラーとなり、どういうことが論理的思考であるのかを多くの人が興味を持っています。
ここでは、照屋華子さんのプロフィール・学歴・経歴・本やセミナーを紹介します。
照屋華子のプロフィール 学歴・経歴
照屋さんは、東京大学文学部社会学科を卒業した後、株式会社伊勢丹に入社。社内広報に携わる。その後、1991年、経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーにコニュニケーションスペシャリストとして入社。
現在は、フリーランスとして、顧客企業向けに、ロジカル・シンキングをテーマにした研修プログラム・セミナーを行なっています。また、マッキンゼー社の契約エディターで顧客企業へのコンサルティング・レポートや提案書など各種ビジネス・ドキュメントを対象にしたエディティング・サービスを提供。
首都大学東京大学院社会科学研究科経営学専攻 非常勤講師。
照屋華子のセミナー
照屋さんは日経ビジネススクールで「ロジカルシンキング」のセミナーを開いています。
日経ビジネススクール
https://school.nikkei.co.jp/lecturer/article.aspx?tid=NBSFEH
また、ビジネスブレイクスルー大学(BBT大学、オンラインで経営学士資格、MBA取得を目指す大学・大学院)で経済学部の講師として、講座も開講しています。
https://school.ohmae.ac.jp/about/
照屋華子の著書
ロジカル・シンキング
ものごとを論理的に考えることが苦手だ、自分の言いたいこと、自分が重要だと考えていることが相手にちっとも伝わらないと悩んでいるなら、ぜひ本書を読んでください。本書で解説するツールとスキルは、トレーニング次第で誰にでも身につけられます。解説+例題を読んでから、果敢に問題に挑戦してください。最初は難しく感じるかもしれませんが、問題をどんどん解いていくうちに、あなたの論理的思考力と論理的表現力がぐっとアップして、相手に「なるほど、わかった!」と、いつでも思わせることができるようになるでしょう。 出典:アマゾン
よく考えれば、コミュニケーションをとるための基本的手段なのですが、日常、私達は忙しい日々の中、結果を出すことに追われて忘れがちな要素が書かれています。この本でもう一度基本を見直すと良いかもしれません。
ロジカル・ライティング―論理的にわかりやすく書くスキル
「ロジカル・シンキング」実践編!論理的・視覚的に誰にでもスッキリとわかってもらえるビジネス文書作成の技法。ライティングにフォーカスしているが、前著でモヤッとしていた箇所が具体的かつブラッシュアップされており、ようやく腹落ちした。ロジカル・シンキングを身に着けたいと思うならば、前著とセットで読むべきである。
あとは実務の中で活かし、考え、そしてまた再読することで、確実に習慣化し身についていく。 出典;アマゾン
ロジカルシンキングのメリットとデメリット
メリット
- 物事や事象を物理的、論理的にかんがえるので、ビジネスでの目標設定、プライベートでの人生設計に活用でできる。
- ビジネスでは、商談や会議で論理的に自分の考えを説明することができるので、相手が理解しやすい。
- 実例をあげて話すので、相手に、納得・共感してもらいやすく、自分の意見に賛同してくれる。
デメリット
- 論理的に導き出した思考で得た結果が正しいとは限らない
- 社会の変化、環境、条件によって論理的思考だけでは対応できない場合がある
- 論理的思考に拒否感を持つ相手には逆効果である
- 全くの未知の分野では情報が乏しく論理的思考が成り立たない
「ロジカルシンキング」はコミュニケーションを円滑にするためのひとつの手段なので、万能というわけではありません。今の使っている方法が、トラブルの原因になったり、進歩があまり見られないようなら、「ロジカルシンキング」を取り入れてみるのがいいのかもしれませんね。