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ロバート・キャンベルのパートナーや経歴について。病気で井上陽水と向き合ったのはなぜ?

日本文学者で東京大学名誉教授、国文学資料館長のロバート・キャンベルさん。

専門は近世から明治文学ですが、日本文化にも造詣が深く多くの著書、書評、講演、ラジオ番組企画など幅広い活動をなさっています。

プライベートでは、病気のことや同性と結婚していることも、カミングアウトしました。

ここでは、ロバート・キャンベルさんのプロフィール、経歴、学歴、結婚相手についてみていきましょう。また、病気になったとき、井上陽水さんの歌を訳したそうですが、それはなぜだったのでしょうか。

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ロバート・キャンベルのプロフィール  経歴・学歴

引用元:https://jisin.jp/domestic/1693579/

生年:1957年

出身地:アメリカ ニューヨーク ブロンクス

学歴:カリフォルニア大学バークレー校卒、ハーバード大学東アジア言語文化学修士課程 同博士課程修了。1992年にPh.D.を取得。

キャンベルさんの祖父母は、アイルランドからの移民で、アイルランド系カトリック教コミュニティーの中で子供の頃は生活していました。ブロンクスは治安の悪い地域で、無事に生き抜くことで、精一杯だったそうです。

バークレー校で日本美術を学んだことで、日本語の必要性を感じ、日本文学や前近代の古典文学にのめり込んでいったそうです。

1985年に九州大学文学部研究生として来日しました。国語国文学研究室の専任講師、国立・国文学研究資料館助教授を経て、2000年に東京大学大学院総合文化研究科助教授に就任。

2007年から教授となり、2017年から、東京国立博物館評議員会評議員、東京芸術文化評議会評議員、国文学研究資料館館長を務めています。

病気と井上陽水

キャンベルさんは心臓病のため、2011年頃から長期入院を余儀なくされました。このとき、自分の死を意識し、井上陽水さんの歌詞を一日一曲、写経をするような気持ちで英訳していったそうです。

井上陽水さんとは旧友の仲であり、公私ともに親交を深めています。日本人や日本社会を婉曲的に表現する陽水さんの詞を英訳していくことで、浄化された感覚を味わったそうです。

詞の解釈は、キャンベルさんの感覚を尊重したそうです。数年かけて出版したのが、『井上陽水英訳詞集』。

引用元:https://www.amazon.co.jp/

高評価で、英語と日本語の深さと詩を味合うことができる一冊です。

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ロバート・キャンベルの同性婚について

キャンベルさんは、20年近く交際を続けていた男性と、2017年、アメリカで結婚しています。

カミングアウトは、キャンベルさんの還暦を祝うパーティのときでした。しかし、キャンベルさんに同性の恋人がいたのは周知の事実で、みんなは心から祝福してくれたそうです。

公にしたのは、自民党の杉田水脈衆院議員が月刊誌に「LGBTは『生産性』がない」、谷川とむ衆院議員が「同性愛は趣味みたいなもの」と発言したことを受け、キャンベルさんは自身のブログで、同性パートナーの存在を、自身のブログで明かしました。

「私は、カミングアウトをしても、しなくてもよかったと今も思っています。ただ、反響が大きく、勇気をもらったという人も多かったので結果としてよかった。杉田議員は、自分の性的指向や性自認をどう表現していいか迷っている若い人や弱い立場の人、その親や親しい人をすごく苦しめることを書いていた。だから、私の経験やバックボーンからしても、それは間違った見解だと、反論しなければならなかったのです」  出典:女性自身

社会的地位がある人は、同性愛者であることを明かすのは、日本ではまだまだ抵抗があるのが現状です。同性愛者であるがために、なぜか大きな批判や差別をうけ、社会的信用をなくしてしまうこともあります。

キャンベルさんがカミングアウトをしたのは、かなりの勇気が必要だったことでしょう。

人を愛するのに、性別は関係ありません。私達の社会が、同性愛者に対して何の偏見も差別もなくなる日が、少しでも早く来ることを願っています。

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