口紅のミュージアム、伊勢半本店 紅ミュージアム(いせはんほんてん べにミュージアム)は、紅の歴史と文化、江戸時代から続く紅作りの技を伝える博物館です。
ここでは文政8年からの様々な口紅を観ることができ、体験ゾーンでは自分にあった紅を知ることができるのです。
また素敵だけれど使い方がはっきりわからない小町紅についても、アドバイスがあり、女性なら是非一度は訪れてみたいミュージアムです。
紅ミュージアム伊勢半本店の場所や展示、体験できるイベントを紹介します。
紅ミュージアム伊勢半本店
所在地:〒107-0062 東京都港区南青山6-6-20 K’s南青山ビル1F
電話:03-5467-3735
開館時間 10:00 〜 18:0
入館料 無料(企画展は有料)
https://www.isehanhonten.co.jp/museum/access/
常設展では、江戸時代の「紅」の生産、流通について、紅づくりの様子や、慣習、風俗について学べます。
また、江戸時代の女性が実際使っていた化粧道具や浮世絵などの絵画資料から、赤(口紅や頬紅など)、白(白粉)、黒(眉墨やお歯黒)の三色で極めた化粧術を紹介や、江戸時代から昭和時代までの紅の移り変わりを観ることもできます。
紅ミュージアムの企画展
香水、オーデコロン、口紅、化粧道具、美人画など、化粧品にまつわる舶来品や日本の歴史、違いや類似点がわかる企画展が年に一度催されています。
講演やイベントは毎月開催されていますが、2020年の企画予定はまだ公開されていませんので、詳細は伊勢半本店のサイトを御覧ください。
紅ミュージアムでできる体験
入館者は小町紅の試しづけが無料でできます。重ねる紅の量や水の量、その人の持つ唇の色によって発色が変わるので、不思議な感じで楽しめる体験です。
紅の魅力は、使う人によって色が変わるので、地肌の色に馴染んで、自分の似合う色に発色してくれるそうなので、自分に似合う色が発見できそうですね。
お友達と一緒に行けば、自分はピンク色なのに、友人はオレンジ色に発色したりして驚くことも多いとか。
また「紅」は唇だけでなく、薄めてチークのしたり、アイメイクにも使えますので、ひとつ持っていると多機能で便利なのではないでしょうか。
新たに設置されたサイエンスエリア「ナレッジ ラボ」では、 紅と紅花を科学的視点で紹介し、有料の紅花の色素を取り出すミニ実験もあります。
小町紅の使い方
「紅花」の花びらに、たった1%だけ含まれる赤い色素を、何十工程もかけて抽出します。作られる紅は、赤ではなく「玉虫色」に輝き、質が高ければ高いほど、この玉虫色が強くなるそうです。
伊勢半本店「小町紅」の新デザイン
携帯に便利なコンパクト型の 新デザインの5種7点。
紅板は鏡付きで軽量 な紙製とリフィル式。絵柄は江戸時代に好まれていた吉祥文などもあり、江戸と現代が融合した美しいもので、ぜひひとつは欲しいですね。
ミュージアムに行かなくとも小町紅はオンラインショップでも購入することができます。
紅ミュージアムはコレクションも見どころ
紅ミュージアムのコレクションは、紅屋化粧関連資料、江戸の歴史資料だけでなく、江戸時代の装身具や錦絵、版画も見ることができます。
貴重な装身具、歌川広重や伊東深水の日本画も楽しむことができ、紅ミュージアムで半日ゆっくりと過ごすのも良いでしょうね。