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運慶と快慶【仏像彫刻家】の関係と作品の違い、展覧会を紹介。

平安時代末期から鎌倉時代初期に活躍した仏像彫刻家、運慶と快慶

二人の合作で知られているのは、東大寺南大門の立つ金剛力士像でしょう。

運慶と快慶は同じ時代に生きた仏師ですが、作品は大きく違い、彼らの関係性が気になるところです。

本記事では運慶、快慶の略歴と作品、展覧会を紹介します。

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運慶の略歴と作品

「運慶」の画像検索結果<引用元:https://art.iroiro.co/>

運慶は1150年から1223年に活躍した仏師ですが、詳しい生い立ちはわかっていません。

運慶の初期の作品は伝統的で、円成寺の大日如来像に見られるように、彼の父親である仏師 康慶(こうけい)とスタイルが似ています。

「円成寺 大日如来像」の画像検索結果<引用元:</phttps://www.pinterest.com/>

主だった活動としては、東大寺、興福寺の復興事業に参加したことです。

興福寺では、父 康慶と共に南円堂の造仏を担当し、弥勒仏坐像(国宝)と無著菩薩・世親菩薩立像(国宝)が現存しています。

東大寺では、虚空蔵菩薩像の大仏師を務め、四天王像のうち増長天の大仏師を担当しています。

現存している像では南大門金剛力士像ですね。

運慶は奈良にだけにとどまらず、鎌倉に下向もしています。

東日本で、運慶の真作とされているのは、静岡・願成就院 阿弥陀如来坐像、不動明王及び二童子立像、毘沙門天立像(国宝)、神奈川・浄楽寺 阿弥陀三尊像、不動明王立像、毘沙門天立像(重要文化財)、神奈川・称名寺光明院 大威徳明王像(重要文化財) です。

「神奈川・称名寺光明院 大威徳明王像(重要文化財)」の画像検索結果<引用元:</phttps://www.pinterest.com/>

快慶の略歴と作品

<引用元:</phttps://en.wikipedia.org/>

快慶は生没年が不詳ですが、運慶と同じ「慶派」であるとされ、1183年には仏師になっていたという記録があります。

康慶の弟子で、無位でありながら後白河院追善の造像に抜擢されるなど、特別な立場にあったようです。

熱心な阿弥陀信仰者だったことから、安阿弥陀仏(あんなみだぶつ)とも呼ばれ、その作風は「安阿弥様」(あんなみよう)と言われています。

三尺前後の阿弥陀如来像の作例が多く、作品は今でも多く残っています。

ボストン美術館蔵(旧興福寺)の弥勒菩薩立像、醍醐寺三宝院弥勒菩薩坐像(重文)、金剛峯寺 執金剛神立像( 重文)、深沙大将立像(重文)などがあります。

「快慶」の画像検索結果<引用元:https://www.sankei.com/>

東善寺「木造阿弥陀如来立像」

運慶と快慶の関係

運慶と快慶は同じ「慶派」の仏師であり、康慶を師としていますが、血縁関係はないようです。

平安貴族の擁護された仏師 定朝(じょうちょう)の流れをくむのが、「円派」「院派」「慶派」があり、運慶、快慶の属する「慶派」は本拠地を興福寺に構えていました。

この「慶派」が脚光を浴びるのは興福寺、東大寺の復興作業からです。

東大寺の復興では、重源(ちょうげん)という僧侶の指示の下、行われたのですが、このときの文献によると、快慶は運慶の弟子であった、という説もあるそうです。

運慶と快慶の作風の違い

運慶の作風は、定朝の流れを組むものでありながら、男性的な力強い表情が特徴的です。

衣文には変化がつけられ、量感に富む力強い体躯なども特色とされていて、「慶派」では異風であったとされます。

これは武士の気風を反映したものとされ、鎌倉幕府に重用されたとも言われています。

一方、快慶の作風は、繊細で、浅く平行して流れる衣文、円満で穏やかな表情、浅い肉付けに特色があり、定朝様式を守っていました。

快慶は運慶を違って、特に客層には拘らず、民衆向けの仏像も制作していたため、多くの作品が今でも残っています。

運慶と快慶は同じ派ですから多くの造形に関わっていますが、共同制作としての真作は、東大寺の金剛力士像と、運慶が願主となって制作された法華経の「運慶願経」です。

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運慶・快慶の2019年の展覧会は?

「優しいほとけ・怖いほとけ」

場所:根津美術館
   東京都港区南青山6−5−1
   電話 03−3400−2536

会期:2019年7月25日〜8月25日

「優しい仏 怖いほとけ」の画像検索結果
引用元:https://www.tokyoartbeat.com/

仏像というのは所蔵している寺院では、なかなか見れないものですから、こうした展覧会で、じっくり見る機会があるとありがたいですね。

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