スウェーデン南部マルメ(Malmo)の街路の片隅に、精巧なミニチュア建築の「ネズミの店」がいつの間にか出現し、人々の注目を集めています。
ミニチュアの床屋、レストラン、ホテル、バーなどネズミのための建てているという謎のアーティスト、アノニマウス Anonymouse。
本記事では、アノニマウスのwikiプロフィールや経歴、かわいいミニチュア作品を紹介します。
また、アノニマウスの展覧会はあるのでしょうか?
アノニマウス Anonymouse って誰?プロフィールや経歴は?
アノニマウスは、スウェーデンの覆面アーティストで、正体は不明です。
スウェーデンの都市に、ネズミをテーマにしたミニチュアの建物をストリートインスタレーションで制作しています。
最初の作品は、2016年12月の「マウスレストラン」です。
いかにもネズミが出入りしそうな場所に作っていますね。
スウェーデンには美術館やギャラリーは沢山ありますが、ストリートアートは殆どなく、人々には馴染みのないものでした。それで、アノニマウスはストリートアートの良さを知ってもらいために始めたといいます。
インタビューによると、アノニマウスのメンバーはどうやら二人以上いるようです。
バンクシーのようなゲリラアーティストではないので、作品を設置するにあったっては、許可は取っているそうです。
子供の時から、非常にミニチュアに興味があり、ネズミの店の構想は長い間あったて、ストリートアートとミニチュア建築を結びつけたのが、2016年からだそうです。
正式な名前は、アノニマウスMMXで、MMXというのは、ストリートアート、マルメのエアポートコードです。
アノニマウスの作品は?
とても精密なミニチュアでどの店も、ネズミ用に作ってあります。
まずは動画を御覧ください。
ちょっとネズミにとっては、怖いスリルのあるカーニバルですね。
こちらが最新作、二階はダンスホールだそうです。
ネズミ危うし!
左が旅行会社で右がジャズバー。
ジャズをゆっくり聴いた直後に、走って逃げなければならないことも人生にはある、とアノニマウスは言っていますが、このシーンはそれにぴったりで、ネズミは旅行会社で今、航空券を焦って買っているかも。
これらのお店の中の物まで、実に緻密につくりあげています。
夜も雰囲気がありますね。道路との対比がなければ、ごく普通の店に見えます。
こうした精密なミニチュアですから、すぐに新しい作品ができるわけではなく、いつもの道を通りがかって、何気なく足元を見てみると、いつの間にか、ネズミの店があるといった具合だそうです。
またインスタレーションですから、家具や小物の配置が変わっていることや、いつの間にかお店がなくなっていることもあります。
アノニマウスの展覧会はあるのか?
今の所、個展などのアノニマウスの作品をまとめて展示する予定はないとのこと。
実際の作品をみたければ、今はスウェーデンまで行くしかないようです。
しかし、アノニマウスは将来的には、世界の都市に、ネズミの店をつくっていくそうですから、ある日、ふと足元を見ると、ネズミのみせがあるといったことが、あなたの街でも起こるかもしれませんね。