アメリカ、モンタナ州で、寒さのため凍結して凍死寸前のネコが、獣医の手当によって、息を吹き返しました。
その方法は、ネコを解凍したとか?
この猫ちゃんの救出された動画があるか調べてみました!
また、アメリカ、モンタナ州がどれがけ寒いか、解凍されて助かった猫ちゃんや手当の方法、猫ちゃんの名前や飼い主、救ってくれた獣医さん、海外のコメントも見ていきましょう。
アメリカ モンタナ州はどれだけ寒いの?
この猫ちゃんと飼い主が住んでいるのは、アメリカ、モンタナ州のカリスペル(Kalispell)市。
冬は雪が多く、マイナス15度まで下がりますが、今年は寒波の影響で、マイナス25度まで下がった日もあります。危険な寒さで、これだけ寒いと、雪が凍り、学校を始めとする公共機関は休みとなります。
このぐらいの寒さでは、ネコだけでなく人間だって凍死の危険があるので、必要意外は外には出ないように、ニュースで呼びかけているのです。
夏場は美しい山や湖に囲まれて過ごしやすいですが、冬の厳寒の中での生活はいろいろな苦労が多いでしょうね。
解凍された猫ちゃん、海外の反応は?
凍死寸前だった猫ちゃんが助かって、本当に良かったです。このニュースを聞いた海外のコメントを見てみましょう。
- 外猫だって家ネコだって、こんなに寒い日は外にだすもんじゃないわよ。
- ネコを冬に外で勝ってるなんて、恥ずかしいと思いなさいよ。普通しないわよ!
- うちの猫はフロリダだから、その危険はまったくないね〜。
- 凍って解凍されたなら、全く元通りのネコじゃなくて、違う人格になってんじゃないの?
- ネコって9回生きるって言うから、この子はあと8回生きられるね〜。
- かわいそすぎる〜!!
- とにかく生き返ってよかったよ。
- なんか映画のゾンビみたい、、、。
- 猫ちゃんの気持ちになると、震えて涙がとまらない、、。
- ほんとに、飼い主にムカつくわ!
- ネコは冬に外で飼うもんじゃないわよ。人間より体温が低いしね。それに、外で飼ってたら、ネコは野鳥も殺すでしょ。良くないよね。
出典:ツイッター
コメントの殆どは、動物愛護からの視点で、マイナス気温の寒さの中で、ネコを外で飼う事自体が、おかしい、と非難の声が多かったです。
助かった猫ちゃんの名前や飼い主は?
猫ちゃんの名前は、フラッフィー(Fluffy)。女の子です。フワフワちゃんってとこですかね。
飼い主の名前は公表されていません。きっと直接批判されてしまうのが必然なので、SNSで名前は出さないほうがいいですよね。
毛足の長い雑種ネコで、野良だったのですが、飼い主が去年引っ越して面倒を見て、餌をあげたりしている外の飼い猫です。
いつもは雪の中でも平気で動き回っていました。
しかし、その日、2019年1月31日、外はマイナス14度で40cmの積雪でした。フラッフィーちゃんは外で、雪が深く積もった場所に頭を突っ込んでいました。飼い主は、いつものハンティングだと思っていたようですが、しばらくしても、フラッフィーちゃんが動かないので、引き上げてみると、雪だらけで凍っており動かなくなっていました。
危険を感じた飼い主は、すぐに獣医さんに雪だらけのネコをつれていったのです。
動物病院に連れてこられたフラッフィーちゃんの姿はこんなんでした。
かわいそうに見るからにカチカチに凍っています、、、。
解凍までの動画は?
フラッフィーちゃんが息を吹き返すまでの詳細動画はありませんでしたが、アメリカの各ニュース番組では映像が流れていました。
現在のフラッフィーちゃんは、まだフラフラしているものの、食事を少しずつ食べ、徐々に元気になっているようで、本当によかったです。
どうやって助けたの?解凍した?
この治療を担当したのは、カリスペル動物クリニックのジェボン・クラーク獣医です。
クラーク獣医は、ワイオミング州で生まれ育って、13年前にこのモンタナ州カリスペルに移り、カリスペル動物クリニックを経営しています。
フラッフィーちゃんが運ばれたときは、雪と凍りが体中について完全に凍っている状態でしたが、蘇生できる可能性があると判断し手当をはじめました。
通常ネコの体温は37〜38度ですが、この時彼女の体温は32度もありませんでした。
まずはフラッフィーちゃんを暫く温水につけ、体についた氷と雪を溶かし、そのあと、ドライヤーを使って濡れた毛を乾かし、体を温め始めました。
30分間はなんの反応もありませんでしたが、少しだけ体を動かそうとする気配を感じ、そのままドライヤーを2時間ゆっくりと当てていました。
すると、フラッフィーちゃんの体温は少しづつ上がり始め、その後もドライヤー治療を数時間続けていると、回復の見込みが見えてきたのです。
しかし、ドライヤーを6時間以上も当て続けるなんて凄い体力がいりますよね。素晴らしい努力だと思います。
長毛のネコは確かに短毛のネコより暖を連れますが、こうした大雪の中に入ってしまうと、雪玉が体中につき、雪の重さで動けなくなって凍死するケースもあるそうです。
フワフワした長毛が暖かいのは家の中だけで、雪の降っている外では逆効果になってしまうようです。
その後のフラッフィーちゃん
フラッフィーちゃんは、1週間入院して、現在は自宅に戻っています。
もう外猫ではなく、家の中で飼うと飼い主も約束したようで、インドアキャットとして、もう凍ることのない安心で温かい生活をしているようで良かったです。