朝は眠いですよね。アラームが鳴って、ぼーっとしながらベッドから這い出る毎朝が多いと思います。でも、寝る前に、タイマーを15分だけ早くセットして、ちょっぴり早起きしてみませんか?そして出勤前に、散歩に出かけるのです。
朝の慌ただしい時間を、散歩になんて費やす余裕はない、と考えるかもしれません。でも、たった数十分の散歩にでることによって、幸せ感がグンと増す、貴重な時間に早変わりします。何故、幸せ感があがるのか、理由をみていきましょう。
♦ 朝少し早く起きるだけで幸せ感アップ
ウオーキングやジョギングではなく、散歩ですから、気合は入りません。それに、ジムや運動できるような広々とした場所に、行く必要はありません。近所を歩くだけでいいのです。それに、わざわざトレーニングウエアやジョギングシューズを買う必要もありません。寝起きのパジャマというのは、人目がありますから、動きやすい服装に、歩きやすい普段履きで充分です。ですから、お金もかからなし、熱い闘志もいりません。ストレスがかからないで、簡単に始められるのが利点です。それに、毎日散歩ができなくても、費用も制約もかかっていませんから、できなかった自分を責めて、後悔することもありません。お金の負担も心の負担もほとんどなく、散歩を始めることができるでしょう。
♦ 視聴覚効果で幸せ感アップ
朝、たったの15分でも早く近所を歩いてみると、いつもの通勤路を足早に歩いている時と、違ったものが見えたり聞こえます。
小鳥のさえずりが聞こえたり、ノラ猫が徘徊しているのを見ると、微笑ましい気分になります。日中より低い気温の朝の空気や、街路樹の側を通ると、爽やかな気持ちを味わえます。家や道路の少し変わった作りが目に入るかもしれません。勿論、道端の雑草が綺麗な花を咲かせていることにも、心温まるでしょう。いつもの道で、いつもとは違ったものの発見に、ウキウキ感が湧き上がってきます。
♦ 血流促進で幸せ感アップ
血流を促進させることで、体の不調が改善されるのはご存知ですよね。この血流促進に一番いい方法が、「散歩」です。血流を促進すれば、基礎代謝を整え、便秘を治し、足を細くしたり、ヒップアップ効果まであります。筋トレなどの激しい運動は、即効性がありますが、長続きするのは難しい場合もあります。でも「散歩」はただ歩くだけですので、無理なく継続できるでしょう。そして、体の調子が良くなっていけば、心も自然と軽くなります。
また、血流の促進は脳の活性化にも働きます。2〜3分も歩いていれば、寝起きのボーっとした感覚は、すっかり消え去り、スッキリと頭が働いてきます。良いアイディアが湧いてくるのは、歩いてくる時が多いそうです。仕事のユニークな提案や、家族との面白い娯楽などが、思い浮かぶかもしれません。そうすると、これから始まる一日が楽しいものに、感じられ、快適な一日がスタートできます。
♦ セロトニン分泌で幸せ感アップ
セロトニンが不足すると、睡眠不足、体調不良やネガティブ思考になると言われています。セロトニンは心の安定を保つものなので「幸せのホルモン」とも呼ばれています。理由がないのに、暗い気分になったり、以前と同じことをしていても、楽しい感情が起こらないのは、セロトニン不足と考えてもいいでしょう。
このセロトニンを増やす効果的な方法のひとつが、「太陽の光を浴びる」ことです。明るい光が目に入ることや、紫外線に含まれるビタミンDがセロトニン生成を促します。そしてもうひとつの方法が「歩く」です。意識せずに一定のリズムの軽い運動を、日常に取り入れることによりセロトニンは増えていきます。
ですから、「朝の散歩」をしていれば、2つの効果的な方法を得られ、心のバランスを保っていられるのです。そして、心のバランスを保っいれば、穏やかな幸福感も感じられやすくなりますね。
♦ まとめ
生きていれば、つらいこともありますが、できれば、なるべく幸せな気持ちを多くもって、暮らしたいですよね。それなら、朝、眠たいのをちょっと我慢して、「幸せ感がアップ」する「朝の散歩」を始めたらいかがでしょうか? 心と身体の健康を養う、この少しの時間の散歩で、皆さんの幸せ感が増え、素敵な一日を送ってもらえれば、と思っています。